禁煙・節酒に「太め」 メタボ健診に疑問…厚労省 (毎日新聞)

以下の記事の原著を捜してみた。米医学誌電子版って・・・雑誌名をちゃんと書いてほしいものだ

Projecting the probability of survival free from cancer and cardiovascular incidence through lifestyle modification in Japan.
Tanaka S, Yamamoto S, Inoue M, Iwasaki M, Sasazuki S, Iso H, Tsugane S; for the JPHC Study Group.
Prev Med. 2008 Nov 20.
個別化確率のプロジェクションに従って、禁煙、過剰飲酒、高BMIにて、10年疾患無し生存率は50歳-54歳・男性、女性において、それぞれ81.4%→92.9%、88.0%→94.3%と増加する。
住民平均リスクにおいて、禁煙と・過剰飲酒が大きなインパクトをもち、BMI減少はリスク状態のある人には小さなインパクトしか持たない



2009年1月30日 12時09分 ( 2009年1月30日 13時08分更新 )
<長生き>禁煙・節酒に「太め」 メタボ健診に疑問…厚労省
 がんや心筋梗塞(こうそく)などの循環器疾患を起こさないで今後の10年間を生きる可能性が最も高いのは、「禁煙、月1~3回の飲酒、BMI(体格指数)25~27」の人であることが、厚生労働省研究班による約9万6000人の調査結果に基づく推計で判明した。禁煙や節酒の取り組みは生存率を向上させるが、BMIだけ下げても変化はなかった。

 主任研究者の津金昌一郎・国立がんセンターがん予防・検診研究センター予防研究部長は「がん、循環器疾患を減らすには、肥満対策より、まず禁煙、節酒を推進することが重要。国民全体の健康対策として取り組む場合、肥満中心の手法は適切ではない可能性がある」と、肥満改善を重視する現在の特定健診(メタボ健診)に疑問を投げかけた。米医学誌電子版に発表した。

 調査は、全国8県に住む40~69歳の約9万6000人が対象。生活習慣に関するアンケートをし、約10年追跡した。

 調査対象年齢の人が、10年間にがんか循環器疾患を起こすか、死亡する可能性が最も高いのは、男性が「1日40本以上喫煙、週に日本酒2合相当以上の飲酒、BMI30以上」、女性が「喫煙、同1合相当以上の飲酒、BMI30以上」だった。

 たとえば50~54歳の男性で、最も不健康な条件の人が10年間にがんを発症する割合は、健康な条件の人の2.8倍、循環器疾患は4.8倍に達した。がん、循環器疾患にならないで生存している割合は81%にとどまった。

 一方、BMI30以上の人が同25~27に下げても、平均的な生活習慣の男性の生存率とほとんど変わらなかった。ところが、禁煙や節酒の取り組みを組み合わせると、大幅に向上した。【永山悦子】



JPHC study(厚生労働省がん研究助成金による指定研究班「多目的コホートに基づくがん予防など健康の維持・増進に役立つエビデンスの構築に関する研究」(主任研究者 津金昌一郎 国立がんセンターがん予防・検診研究センター予防研究部長))の一環らしい・・・厚労省助成金なのに、身内からでたメタボ検診・指導反論ということで意味が大きいかもしれない。新聞記事がこの研究者たちの意思にそっているならだが・・・(毎日新聞なので・・・)


Self-reported stroke and myocardial infarction had adequate sensitivity in a population-based prospective study JPHC (Japan Public Health Center)-based Prospective Study.
Yamagishi K, Ikeda A, Iso H, Inoue M, Tsugane S; for the JPHC Study Group.
J Clin Epidemiol. 2008 Dec 23.

いつまで、愚にもつかない事をやりつづけるつもりか、厚労省・・・ほんと馬鹿官庁だなぁ・・・



(厚生労働省保険局長)  水田 邦雄って役人が「厚生労働委員会」で答えている・・・
水田政府参考人 お答えいたします。

 この内臓脂肪症候群、メタボリックシンドロームでございますけれども、これに着目した健診それから保健指導を効果的、効率的に実施することによりまして、糖尿病あるいは高血圧症などの発症を予防する、さらには脳卒中あるいは心筋梗塞などへの重症化も予防する、そのことが可能である結果として、医療費の適正化が図られるもの、このように考えてございます。


後年、この愚策は、無駄遣いが明らかになるはず・・・年を追う毎に・・・そのとき、この役人さんは責任を問われないのだろうか?

by internalmedicine | 2009-01-30 14:32 | メディア問題  

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