転倒予防:滑りやすいマットでの適応訓練
2009年 02月 09日
リハビリテーション医学を系統的に説明したものでなかったため、この慢性期リハビリテーション医学がいまだ試行錯誤だらけというイメージを持ったのではないだろうか?
”Post-stroke depression”の存在を全く無視していた。専門家による番組全体の監修・指導が全くなかったのではないか?・・・あまりに狭視野な番組であった。
6ヶ月後以降の卒中に関する、”sarcopenia”に関する指導には、さまざまなエビデンスは存在する・・・http://minds.jcqhc.or.jp/stc/0005/1/0005_G0000005_0030.html・・・まるで発展途上のような言い方だった・・・不勉強すぎるぞ ・・・ NHK
"Chronically disabled stroke survivors"を一方的に切り捨てた・・・厚労省・財務省・与党
そもそも、こういったリハビリテーションができなくなったのは・・・小泉・竹中・財務省主体萎縮医療促進が、その医療を崩壊させたことは・・・忘れてはならない。
『もうこれ以上やってもよくなりませんよ、とリハビリを打ち切られ、絶望している』『いったんリハビリを中断したら体の状態が極端に悪化してしまった』。・・・これにNHKの医療側への悪意を感じる(全く、飯野奈津子のいるNHKは・・)
久しぶりに中枢系のリハビリテーションの論文を読んだ(見たが正しいか)・・・ロボット工学に近似してきてるようだ。・・・なかなか興味深い。
腕と姿勢の間の様々な相互作用パターンを、Aruin・ Latash (Experimental Brain Research, 103, 323-332. 1995) やPatla ら(Experimental Brain Research, 143, 318-327. 2002) らが健常者たちにおいて記載している。
両腕を上げている間に、その姿勢の変位があれば、suppoting segmentsの反対方向へのずれがCOM状態の移動を防ぐのに充分でなくなってしまう。他の著者らによると、体幹の前方変位 (Bouisset & Zattara, 1981) や両腕の前方変位 (Hodges & Richardson, 1999)で、過剰に生じる姿勢の過剰補正(postual over conpensation)が生じる。速度や部位的ウェイトなどのパラメーターにおける関連も考えられる(Abe & Yamada, 2001; Hodges et al., 1997; Horak et al., 1984; Lee et al., 1987; Vernazza-Martin et al., 1999)。
COM(control of center of mass)は転倒安定性に関連し、理論的にも実践的にも転倒予防に役立つはず・・・この考えが一般化できるか?
滑りやすいマットでの適応訓練
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Bhatt T, Pai Y-C "Generalization of gait adaptation for fall prevention: From moveable platform to slippery floor" J Neurophysiol 2009. DOI: 10.1152/jn91004.2008.
Strength Training for Skeletal Muscle Adaptation After Stroke
http://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT00827827?intr=%22Resistance+Training%22&rank=17
by internalmedicine | 2009-02-09 11:58 | 運動系