人工鼻:試験したら不良品が多かった
2009年 02月 13日
Humidification Performance of 48 Passive Airway Humidifiers
Chest February 2009 135:276-286; published ahead of print February 5, 2009, doi:10.1378/chest.08-0679
【序文】人工呼吸中のガスコンディショニングのため、heat-and-moisture exchangers (HMEs) (人工鼻)のICU使用が増加している
HMEsの保湿パフォーマンス評価は乏しい。今回の研究の目的は、多数のHMEsの加湿パフォーマンスを評価すること
【方法】リアルな生命生理的人工呼吸条件に模したベンチ・テスト装置で48のデバイスを評価
32デバイスはHMEsとして記載16は抗菌フィルターとして記載
絶対湿度(ablsolute humidity:AH) 35mg H2O/L で呼気ガスを利用
吸気AHはステディーステートで、psychrometric methodで使用下測定
それぞれの装置を3回のhygromeric測定を行い、製造側データの結果と比較した
【結果】 32のHMEs試験のうち、37.5%が良好なパフォーマンスl (≥ 30 mg H2O/L)、25%は不良(<25 mg H2O/L)
今回の検討と、製造側のデータの平均差 (± SD)は 3.0 ± 2.7 mg H2O/Lで、HMEsと記載の場合の装置の差が>4 mg H2O/Lなのは36%
抗菌フィルターでの平均差は 0.2 ± 1.4 mg H2O/L
試験した全ての装置の平均抵抗は 2.17 ± 0.70 cm H2O/L/s.
【結論】 いくつかのHMEsのパフォーマンスは悪く、HMEsとして使用してはならないものであった。独立した評価より製造側データがより低かった。
HMEとしての装置は、必ずしも適切な加湿を保障するものではない。
HMEsのパフォーマンスは独立して評価されるべきである。
by internalmedicine | 2009-02-13 14:31 | 呼吸器系