TH1、TH2仮説を超えて?

自己学習用
Robert Coffmanは、Timothy Mossmanとともに、TH1-TH2仮説の生みの親ということになる。うまく組織化され、説明できる免疫系調整機構の仮説である。

1986までに、 Mosmannは DNAX Research Institute (Palo Alto, CA)で、Robert Coffmanのもと働き、7サイトカインの発現を示す50のクローンを検討し、IL-2とIFNγを産生するTh1クローンを、B細胞・マスト細胞成長因子(後にIL-4と判明)を見いだした。(Nature 441, 231-234(11 May 2006)

解説:pdf



2008年Nature Immunologyにて、2つの研究から、TH2細胞がIL-9、IL-10産生する新しい機能的subsetとなるよう、TGFβにより再プログラム化されていると報告
Transforming growth factor-beta 'reprograms' the differentiation of T helper 2 cells and promotes an interleukin 9-producing subset.Nat Immunol. 2008 Dec;9(12):1341-6. Epub 2008 Oct 19.



CD4+T細胞が、以前より機能的可塑性をもつという発想が支持されつつある。

しかしながら、TH1-TH2 cell 分類の重要性やそれに基づく研究知見は過少評価できない。

TH1- vs TH2 細胞分化の調整は、他のadaptive responseにマッチする、自然免疫、Toll-Like receptorの役割など興味深いテーマとなっている。

TH1とTH2のreciprocalなT細胞の抑制機能の研究にヒントを与え、regulatory T細胞の概念として以前考察されていたものである

by internalmedicine | 2009-02-15 10:15 | 医学  

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