GenSalt研究:メタボリックシンドロームは塩分摂取にて血圧促進

メタボリックシンドロームは食塩感受性増加と関連

疫学的にも、臨床トライアルでも、食事食塩をへらすことは高血圧、正常高値血圧の場合にも有効であるとされる。減塩による血圧降下作用は個々のばらつきが大きい。
食事性塩分感受性の一群を同定することで効果的な臨床的・公衆衛生的指導が可能に成るのかもしれない。インスリン抵抗性のある人は塩分蓄積性に働きECF量増加に傾く。故に、塩分摂取による血圧増加反応と関連するだろうという仮説

Metabolic syndrome and salt sensitivity of blood pressure in non-diabetic people in China: a dietary intervention study
The Lancet, Early Online Publication, 16 February 2009(NCT00721721.)
対象者:1906名の糖尿病無しの16歳以上の中国人
減塩(51.3mmol/d)7日間、その後、高塩分食 (307·8 mmol /d)7日間
メタボリックリスク要因情報がなければ、食事介入完遂できない場合除外
血圧はベースラインで測定し、2、5、6、7日

塩分感受性は、平均血圧5mm Hg超、減塩で下がるか、高塩分食で5mm Hg超上がるかで定義

1881名のメタボリックシンドローム情報を有する対象者のうち、283名がメタボリックシンドロームに該当
1853名が減塩食、1845名が高塩分食完遂

多変量補正平均血圧変化はメタボリックシンドロームにて、減塩、高塩食にかかわらず有意に高い (p<0·0001 for all comparisons)
加えて、塩分感受性はメタボリックシンドローム・リスク数に応じて増加
リスク要因無しに比べ、塩分感受性は、減塩にて3.54倍s (95% CI 2·05—6·11)のオッズ増加、高塩食で3.13(1·80—5·43)倍増加



高血圧のヒトへの指導に、肥満改善があるが、肥満とインスリン抵抗性と血圧、単なる動脈硬化へのリスク要因同士という関係より、より親密な関係がある・・・のだろう

by internalmedicine | 2009-02-17 11:11 | 動脈硬化/循環器  

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