口腔・咽頭運動による閉塞型無呼吸への効果

スピーチ・セラピーによる口腔・咽頭運動による中等度OSAへの治療効果

上気道の筋肉トレーニングが閉塞型無呼吸に効果があるか?

Effects of Oropharyngeal Exercises on Patients with Moderate Obstructive Sleep Apnea Syndrome
Guimaraes et al. Am. J. Respir. Crit. Care Med..2009; 0: 200806-981OCv1
31名の中等度OSA患者に、偽治療(n=15)と口腔咽頭運動(n=16)
舌、軟口蓋、咽頭側壁を含む訓練


身体計測、いびき頻度(0-4)・強度(1-3)・Epworth眠気指数(0-24)、ピッツバーグ睡眠quality(0-21)アンケートとフルPSGをベースラインと研究終了時に施行

BMIと腹部周囲径はそれぞれ、 30.3±3.4 kg/m2 と 101.4±9.0 cmで、他の指標を含めて、両群に有意差なし

逆に、口腔咽頭運動わりつけ患者は頚部周囲径減少 (39.6±3.6 vs. 38.5±4.0 cm)、いびき頻度減少(4[4-4] vs. 3[1.5-3.5])、いびき強度 (3[3-4] vs. 1[1-2])、昼間の眠気(14±5 vs. 8±6)、睡眠の質 (10.2±3.7 vs. 6.9±2.5)、OSAS重症度(AHI, 22.4±4.8 vs. 13.7±8.5 events/hour)など有意に減少

頚部周囲径の変化は、AHIの変化と逆相関(r=0.59;P<0.001)


Oropharyngeal Exercise の具体的やり方は後日?

by internalmedicine | 2009-02-25 16:59 | 呼吸器系  

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