AAAAI:食物アレルギー:血液検査に頼りすぎ ・・・ 曝露試験の必要性
2009年 03月 17日
アナフィラキシーがない場合、食事アレルギーの状態を確認するため、in vivoの検査である食物誘発試験が必要。効果で、時間もかかり、特異的センターが必要と改めて述べている。
125名の子供で食物誘発試験のsuperviseによる結果125名の子供でIgEの結果だけで診断が行われ、診断を支持できない状況であると、David Fleischer(National Jewish Health;デンバー)が述べたとのこと。
デンバー研究では32の食物除去にて、25種で誘発試験をパスした。ほぼ普通の家族の食事を現在食べられる男児がいたと述べている。ナッツアレルギーと診断された子供で、食物曝露試験を行なわれてない場合が多い。不当な食物制限がなされていることが多いと・・・
”あまりに多くの人が、特異性が高いとは言えない血液検査や皮膚検査に頼りすぎている。唯単に、それらは疑わしいと教えてくれているのに過ぎないのに・・・”
Spears G, et al "Over-reliance on serum testing for IgE to food allergens results in inappropriate food elimination diets" J Allergy Clin Immunol 2009; 123:S179. (pdf)
日本でも地域ごとにこの食物アレルギーセンターを整備すべきだろう・・・保育園や学校などでのトラブルを避けるためにも・・・
by internalmedicine | 2009-03-17 10:30 | 医療一般