PSA検診の死亡率への影響:相反する報告:POCOトライアルとERSPCトライアル


2つの大規模ランダム研究、POCOトライアルとERSCトライアル
PLCOは直腸診との組み合わせ11年フォロー、ERSPCは直腸診無しの9年フォロー
後者では1万名に対し7名の前立腺癌絶対的減少
なぜ今公表するのか?いずれもdefinitiveではなく、PLCOトライアルは無用と言えるほどはっきりせず、ERSC研究トライアルでは明確な総合利益があるとも言えないという批判も当然あろうと、エディトリアル。

PLCO
www.nejm.org March 18, 2009 (10.1056/NEJMoa0810696)
PSAと肛門指診によるスクリーニングの、通常ケアとの比較で、前立腺癌死亡への影響
7年フォローアップ後、前立腺癌死亡は有意に2群で差がない



ERSPC
Screening and Prostate-Cancer Mortality in a Randomized European Study
www.nejm.org March 18, 2009 (10.1056/NEJMoa0810084)


PSA検査の前立腺癌死亡率への影響検討で、有意に9年中央値後死亡率の低下有り

by internalmedicine | 2009-03-19 08:41 | がん  

<< 透析患者の降圧治療薬剤の有効性 アスピリン:U.S. Prev... >>