医学関係学会・団体・・・そろそろスポンサーについて再考が必要: $0 contributions from industry
2009年 04月 01日
JAMAにてAMA(米国医師会)の方向性として、「医薬品・医療機器製造業からの寄付ゼロを目標」(work toward a goal of $0 contributions from industry)としてジャーナル広告と展示ホール料金以外をのぞいてこのような試みにすると推奨した。
Professional Medical Associations and Their Relationships With Industry
A Proposal for Controlling Conflict of Interest
JAMA. 2009;301(13):1367-1372.
医療従事者の連合:Professional medical associations (PMAs) は、医療スタンダードの定義・発展に関して必須役割を果たしている。(・・・日本では役人さんたちが誘導しているようだが・・・ e.g. メタボ・・・)
カンファレンス、医学教育(CMEコース)、臨床ガイドライン、倫理規範の定義づけ、公衆衛生的advocacy positionが医師・大衆に与える影響は大きい。
多くのPMAが、製薬会社・医療機器会社から多額の基金を受け取っているため、ガイドラインが、現実的なもしくは可能性としての「利益相反」( conflict of interests)を管理することは重要である。
PMAsの完全性に関する危惧は完全に、かつ、有効的に解決されなければならない。
現行のPMA方針は、均一でなく、真剣さが足りない。
この立場を重視して、著者らは、活動やリーダーシップ、メンバーに影響を与える利益相反を同定し、解析した。
著者たちは、ガイドラインを作成を続け、長期的・短期的に、会社からの影響を受けないよう、外観上も、現実的にも努力しつづけた。
推奨は厳格で、多くのPMAsにそのやり方を変えさせ、多くの催しを控えさせる必要があろう。
厳格さを維持するためには、犠牲も必要だ。
これらの変化は、PMAs、医療専門家、会員、より大きな社会に最大の利益をもたらす
解説:http://www.eurekalert.org/pub_releases/2009-03/bc-mlt033109.php
地域の医師会の生涯学習なんて、ほとんど、製薬会社主導の薬品説明会と成り下がっている現状も再考必要と思う。
by internalmedicine | 2009-04-01 10:29 | 医学