冠動脈心疾患と食事要素:causal linkに基づシステマティック・レビュー
2009年 04月 16日
A Systematic Review of the Evidence Supporting a Causal Link Between Dietary Factors and Coronary Heart Disease
Arch Intern Med. 2009;169(7):659-669.
強いエビデンス(4クライテリア充足)は、野菜、ナッツ、“Mediterranean”、CHDへの高品質食事パターン、トランス脂肪酸や高GIや負荷食などの有害因子
単価不飽和脂肪酸と、"prudent" と "western" dietary patternが特に強いエビデンスがある。
中等度エビデンス(3クライテリア)では、魚、海由来ω3脂肪酸、葉酸、全粒穀類、食餌性のビタミンE、C、βカロチン、アルコール、果物、繊維である。
不十分なエビデンス(2クライテリア以下)はサプリメント・ビタミンE、アスコルビン酸(ビタミンC)、飽和・多価不飽和脂肪酸、総脂肪、αリノレイン酸、肉、卵、ミルク
コホート研究からの強いevidence of causationのうち、mediterranean dietary patternのみランダム化トライアルのCHDと相関があった。
私、個人としては、意外な順番だったのは、PUVAやω脂肪酸・・・このへんはランダム化スタディーの不足によるものだろうか? サプリメントが最下位なのは当然・・・・
by internalmedicine | 2009-04-16 11:39 | 動脈硬化/循環器