豚インフルエンザ

US、メキシコのインフルエンザによる少なくとも60名の死亡とその後のpandemicへの意向の可能性について対処すべきと表明したというニュース(msn news 4/24/2009)なのだが、USでの報告は確認されているが、メキシコの事例は、厳格な診断がなされてないという情報もある。

メキシコからカリフォルニアへの飛び火した豚インフルエンザが、同じDNAであると確認され(米とメキシコのウイルス、同一の遺伝子 豚インフル asahi.com 2009年4月25日)、ヒトヒト感染も確認(asahi.com 2009年4月25日1時56分
今回、米国で見つかった豚インフルエンザウイルスは、豚と鳥と人のそれぞれに感染するウイルスの遺伝子が混じった未知の構造の遺伝子を持っており、遺伝子が変化したことで、人への感染力を持つ新型ウイルスになった可能性がある。




現時点では、WHOから正式の表明はないようだが・・・WSJのように不安をあおりまくっている経済誌(日本の日経新聞のような悪辣さを彷彿と・・・)がある一方で、1976年、1988年豚インフルエンザあの流行があり、空間的に限定的に終わったこともあるとのこと(LA times 2:49 PM PDT, April 24, 2009 )。SARSのような脅威はないだろうと、相手が何者かもわからないものでもなく、またある程度対策もされているわけだし・・・というカナダの専門家の言うとおりのなのかもしれない。

WHO: Swine Flu Could Trigger Global Pandemic
http://ecdc.europa.eu/en/health_content/episu/090423_av_ah_2.aspx
ECDC comment (09-04-22):
The infection of humans with a novel influenza A virus infection of animal origins as has happened here is of concern because of the risk, albeit small, that this could represent the appearance of viruses with pandemic potential. That is an Influenza A viruses able to infect humans, cause significant disease and spread efficiently from human to humans. These two cases just about meet the first two criteria, though it is noticeable that both the children’s illnesses were mild and essentially self-limiting, neither required specific therapy or hospitalisation. Indeed the viruses only came to light because the children were taken to clinics taking part in a clinical study and a surveillance exercise.(1) There are therefore some similarities with the 2008 case in an adult pig handler reported earlier this year from Spain that was also mild and only were detected through a sample being taken for surveillance.(2, 3) However there are also important differences in the American child cases, namely that in neither case was there any history of recent contact with pigs, the cases were broadly in the same locality, adjoining countries in California (though they live 200km apart) and the viruses were novel ones, not previously seen in the USA.(1)



"swine flu"(豚インフルエンザ)
ブタの急性呼吸器疾患で、インフルエンザA群に属す
ブタの症状としては、発熱、不活動性、鼻汁、努力呼吸、口呼吸、移動時の奇異な咳こみなど
全年齢で罹患
死亡率は全体には低く5-7日で自然回復するのが普通

H1N1、H3N2、H1N2などが通常



私用情報収集サイト
CDC Swine Influenza: http://www.cdc.gov/flu/swine/

CDC:Human Swine Influenza Investigation


PubMed
MeSHだと”influenza A"として処理されるため、一般検索し、RSSフィードとして
http://eutils.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/eutils/erss.cgi?rss_guid=1jCKS3TQHK05Tm1buayh34ZCOr1v9cqeJTiaQdL-xZ_vFb05A”を登録する


WHO: "swine flu" "influenza A"

WHO/Influenza


google news(swine flue)

cnn内検索:http://search.cnn.com/search.jsp?query=swine%20flu&type=news&sortBy=date&intl=true

nytimes内検索:http://query.nytimes.com/search/sitesearch?query=swine+flu&srchst=cse

BBC内検索:http://search.bbc.co.uk/search?uri=%2F&scope=all&go=toolbar&q=swine+flu




豚インフルエンザ?:厚労省が情報収集 専門家ら、大流行警戒 毎日新聞
 豚インフルエンザの疑いによりメキシコで60人が死亡したとの報道を受け、厚生労働省は情報収集を始めた。専門家からは人から人へ感染するパンデミック(大流行)を懸念する声があがる一方、季節性のインフルエンザとの見方も出ている。

 豚インフルエンザは、A型のインフルエンザウイルスが豚に感染することで起きる。米疾病対策センターによると、1976年に米国で豚から人への感染例が報告されている。通常は人に感染しても軽症でおさまる。ただ、豚は人間と鳥の両方のインフルエンザに感染するため、豚の体内でウイルスが混ざり合いウイルスが変異し、新型インフルエンザとして大流行する可能性が指摘されている。

 国立感染症研究所の田代真人・ウイルス第三部長は「米国のウイルスはH1N1型だった。メキシコでも全員が同じ型かどうかWHOが確認中。同一であれば人から人への感染が広がっていることを示し、パンデミックの始まりになる」と説明する。

 新型インフルエンザに詳しい外岡(とのおか)立人・元小樽市保健所長は「メキシコでの死者は25~40歳の若年層で、急激に症状が悪化したとみられる。パンデミックの始まりを疑った方がいいのではないか。すでに日本にウイルスが入っている可能性もある。検疫を強化すべきだ」と指摘する。

 一方、河岡義裕・東京大医科学研究所教授(ウイルス学)は「米国で検出されたH1N1型は、人間では季節性インフルエンザのAソ連型として流行を繰り返しており、だれもがある程度は免疫を持っている。感染が拡大しても被害は大きくならないだろう」と話している。【関東晋慈、足立旬子】


メキシコなどで豚インフルが人間に感染、60人死亡の疑い
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20090424-OYT1T00882.htm
 【ジュネーブ支局】世界保健機関(WHO)は24日、メキシコと米国で、最近数週間に豚インフルエンザの人への感染が相次ぎ、メキシコ市周辺で約60人が死亡した疑いがあることを明らかにした。

 WHO報道官によるとメキシコで感染の疑いがあるケースが800件報告されており、メキシコ市周辺で57人が死亡。同国中部のサンルイスポトシで3人の死亡が確認された。

 米国のカリフォルニア、テキサス両州では、7人が感染の疑いがあるという。

 米疾病対策センター(CDC)は、両州で見つかった豚インフルエンザについて「伝染力があり人から人へ広がっている」と断定した。

 今回、米国で確認されたウイルスはH1N1型。ロイター通信は、WHOの情報として、メキシコで確認されたウイルスの一部が、米国と同じ型であると判明したと伝えた。メキシコでの感染者の多くは健康な青年層という。メキシコ政府は、メキシコ市と同国中央部のすべての学校を閉鎖する措置を取った。CDCは、ウイルスが人と人との間でどの程度の感染力を持つかは不明としている。

        ◇

 厚生労働省は、情報収集を急いでいるが、WHOから正式な連絡はまだないという。

 東北大の押谷仁教授(ウイルス学)によると、H1N1型は人の間でも流行しているウイルスだが、豚と人では微妙に違い、免疫が働かない可能性がある。押谷教授は「メキシコでウイルスが人から人に感染して、米国に広まったとしたら、世界的な大流行に発展する恐れもある」と指摘する。

 アジアを中心に人間に感染が広がっているのは、高病原性鳥インフルエンザ(H5N1)ウイルスで、日本はこれが新型インフルエンザに変異する危険性が高いと想定。豚ウイルス自体の変異を想定したワクチンは用意していない。

 国立感染症研究所の田代真人センター長は「ウイルスを手に入れて、新ワクチンを作ることが必要」と強調している。
(2009年4月25日01時43分 読売新聞)



厚労省もWHOから正式な報告まだということで・・・冷静さが必要だが、米国ジャーナリストは自国のこととなるとヒステリックとなるところも多いようだ

”世界の専門家で構成する緊急委員会を25日にも開く方針(http://www.47news.jp/CN/200904/CN2009042501000031.html)(情報源?)らしく、この報道によれば、phase変更も検討されるのかもしれない。



phase 4になると、狂乱報道がますます増加するかもしれない・・・インドネシアのトリインフルエンザの方が犠牲者数は多かったはずだが・・・米国だと簡単にphaseをあげるのか・・・という批判は広がらないのだろうか?




Avian influenza 2008年 01月 29日

トリインフルエンザ NEJM update:感染爆発~パンデミック・フルー 2008年 01月 17日

鳥インフルエンザ→ヒトへのジャンプは例外か? 2006年 03月 23日

by internalmedicine | 2009-04-25 08:41 | インフルエンザ  

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