医者は裁判を批判してはいけないそうです
2009年 04月 27日
ネット上で判決批判 加古川市民病院、医療過誤敗訴
兵庫県内の弁護士でつくる兵庫医療問題研究会は二十四日、二〇〇七年四月にあった医療過誤訴訟の神戸地裁判決をめぐり、「インターネットのブログ上に、医師を名乗る匿名の利用者らから誤った書き込みが相次いでいる」として、公正な議論を求める声明を出した。
同研究会によると、この訴訟は、加古川市民病院(加古川市)が、心筋梗塞(こうそく)の救急患者に適切な対応をせずに死亡させたとして、遺族が損害賠償を求め、病院側の転送義務が争点になった。
判決は医師の過失を認め、「早期に転送すれば救命可能性があった」とし、病院側が敗訴した。ところがその後、複数のブログでこの判決に対する批判が噴出。「転送要請をほかの病院に断られているうちに、容体が悪化した」など裁判所の認定と違う内容や、原告を中傷する書き込みが相次いだという。
声明では「裏付けもせず、非難中傷を発信することは、患者家族の名誉を侵害する」と指摘。同会代表の泉公一弁護士は「医療側と患者側の対立は、医療の安全に向けての議論を妨げる」と、冷静な対応を呼びかけた。
l神戸新聞(4/25 09:56)
魚拓:http://s04.megalodon.jp/2009-0425-1254-52/www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0001856456.shtml
そもそも裁判てのは、被告・原告側主張があり、その正当性を戦わせる場である。
医師側主張に同調し、意見表明したら・・・即、“非難中傷・患者家族の名誉”という乱暴な意見を見逃しにできない。
そもそも、裁判の無謬性ってのは担保されているのだろうか?
裁判・裁判長が無謬なら、医師はいらないだろう・・・これから病気は裁判長に診てもらえばよろし・・って書くと、名誉毀損とみなされるのかな?
一般には医学知識のない裁判官が、証人の医学的信憑性について判断を下すことの愚かさ・・・(やめておこう・・・うったえられでもしたら・・・)
by internalmedicine | 2009-04-27 12:13 | 医療と司法