季節性インフルエンザワクチン製造中止:厚労大臣とその周辺の勇み足・・・・馬鹿すぎる
2009年 04月 28日
クチン、豚インフル用製造なら「通常用」は全面中止
特集 豚インフル
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20090426-OYT1T00004.htm
厚生労働省は25日、豚インフルエンザに対応したワクチンを作る場合、通常の季節性インフルエンザワクチンの製造を中止する方針を固めた。
季節性のワクチン製造をとりやめると、高齢者を中心にインフルエンザによる死者が増える恐れもある。
・・・・・・・(略)・・・・・・
その場合、国内だけで年間1500万人近くが感染し、多い年には1万5000人の死亡に影響を与えている季節性インフルエンザの予防策がおろそかになる恐れがある。
感染研インフルエンザウイルス研究センターの田代真人センター長は「豚と季節性のインフルエンザのどちらが致死性が高く、感染力が強いか、よく見極めて被害を最小限に抑える選択をする必要がある」と話している。
(2009年4月26日14時36分 読売新聞)
The Director-General has raised the level of influenza pandemic alert from the current phase 3 to phase 4.
報道にある通り、“The Director-General has raised the level of influenza pandemic alert from the current phase 3 to phase 4.”(WHO:http://www.who.int/mediacentre/news/statements/2009/h1n1_20090427/en/index.html)となった。
(http://www.who.int/csr/disease/avian_influenza/phase/en/index.html)
農水大臣は日曜(25日)の段階で、テレビ出演し、豚肉そのものからの感染はまず考えられないこと、タミフルなどの治療可能性などわたしらからみても適切なコメントで国民を安心させていた。
だが、この桝添は・・・(この人を総理にって人 見る目 なさ過ぎる)
Phase 4 is characterized by verified human-to-human transmission of an animal or human-animal influenza reassortant virus able to cause “community-level outbreaks.” The ability to cause sustained disease outbreaks in a community marks a significant upwards shift in the risk for a pandemic. Any country that suspects or has verified such an event should urgently consult with WHO so that the situation can be jointly assessed and a decision made by the affected country if implementation of a rapid pandemic containment operation is warranted. Phase 4 indicates a significant increase in risk of a pandemic but does not necessarily mean that a pandemic is a forgone conclusion.
Phase 5 is characterized by human-to-human spread of the virus into at least two countries in one WHO region. While most countries will not be affected at this stage, the declaration of Phase 5 is a strong signal that a pandemic is imminent and that the time to finalize the organization, communication, and implementation of the planned mitigation measures is short.
ほんとはphase 5のはず・・・だが、メキシコ外のケースが軽症のためと、メキシコでの実態が明確でないという理由で、慎重になっているのだろうと報道から類推
日本でもっとも血迷った言動をした人間である・・・厚労大臣 その人の本日の宣言
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「新型インフル発生」舛添厚労相の宣言全文
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090428-OYT1T00489.htm
新型インフルエンザ発生に関する舛添厚労相の宣言は以下の通り。
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日本時間の昨日23時、WHOにおいて専門家による緊急委員会が開催され、その結果を踏まえて公表されたWHO事務局長のステートメントの中で、継続的に人から人への感染がみられる状態になったとして、フェーズ4宣言が正式になされました。
こうした事態を受け、厚生労働省としては、メキシコ、アメリカ、カナダにおいて、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」に規定する新型インフルエンザ等感染症が発生したことを、ここに宣言します。今後は、同法や検疫法に基づき、新型インフルエンザのまん延防止のため必要な措置を講じていくとともに、「新型インフルエンザ対策行動計画」等に則って、関係省庁と密接に連携しながら、国民の生命と健康を守るため、万全の対策を講じていくこととしております。
まずは、ウイルスの国内への侵入を阻止するため、水際対策の徹底を図っていくことに万全を尽くします。
厚生労働省においては、メキシコ便を中心として、検疫体制の強化を図ってまいりましたが、今後は検疫法等による強制措置の実施や、検疫所と各地保健所の連携による徹底した健康監視を実施してまいります。
また、国民等に対する相談体制については、各地方公共団体等でも、保健所等において相談窓口がほぼ設置されております。更に、厚生労働省内には、既にコールセンターを設置しており、国民の皆様の不安解消に努めているところです。
加えて、この際、国民の皆様に申し上げたいことは、
第一に、なんと言っても正確な情報に基づき、冷静に対応していただくことが最も大切であるということ、
第二に、メキシコ等の発生国への渡航を避けることを検討されたいこと、
第三に、感染防止の基本は、マスクや手洗い、うがい、人混みを避けるといった日常的な個人予防策が極めて重要であることであります。
今後とも、適時的確な情報提供を行い、国民の皆様と一体となって、必ずこの危機に打ち勝つべく、全力を挙げてまいりたいと思います。
(2009年4月28日11時45分 読売新聞)
by internalmedicine | 2009-04-28 08:16 | インフルエンザ