電子化ツールで投薬・処方ミスを防ごうとする米国 vs 医療機関負担電子請求にミスリードする日本
2009年 04月 28日
他業種なら、これほどの強制なら補助金がでるはずなのにそれも行わず、医療機関への持ち出しを強制する・・・違憲性があるという主張も頷いてもらえるだろう。
医療ミスとかを軽減する目的なら、“potential adverse drug events [PADEs]”に注目した電子的システムが合理的であり、それを補助するのが本来の厚生行政であるはず
“computerized medication reconciliation tool and process redesign”
・・・コンピュータ化された医薬仲介ツールとプロセス再構築・・・で良いのかな?
結果はある程度の効果はあるようだが・・・結局、その活用システム次第ということ
介入により28% PADEs低下 (補正相対リスク [ARR], 0.72; 95% 信頼区間 [CI], 0.52-0.99)
病院毎にベネフィットの有意性にばらつきあり
簡単に言えば、システムのばらつきに依存と言うことになるだろう
Effect of an Electronic Medication Reconciliation Application and Process Redesign on Potential Adverse Drug Events
A Cluster-Randomized Trial
Arch Intern Med. 2009;169(8):771-780.
コンピュータ化しただけで、医療ミス根絶なんて、誇大妄想もいいところ! ・・・ ってのは真実(日本の経団連主導型政治では正義は通らないみたいだが・・・)
by internalmedicine | 2009-04-28 09:28 | 医療一般