心不全患者に運動を!

Bilinska M, et al "Influence of aerobic training on hemodynamic and neurohormonal response to static exercise, physical capacity and markers of inflammation in post-CABG patients" EuroPRevent 2009; Abstract O386.
50名の心不全安定期患者を運動レジメン・一日4つの短期セッション・四週間を運動と対照群にわりつけ

FMDの改善が有意(若年者 9.2→13.1 、高齢者 9.0 →12.4、P<0.05)



Moebius-Winkler S, et al "Five year follow-up of the PCI versus exercise in stable coronary artery disease pilot trial (PET-PILOT)" EuroPRevent 2009; Abstract O390.
 心不全高齢者でのトレーニング効果は有意に減少しない、この群でリハビリテーション介入のポテンシャルを意味しており、うっ血性心不全で特に著明である。
日々の運動トレーニングはステント形成を大なったPCIより生存期間がむしろ長い
パイロット研究で101名の冠動脈安定期患者は通常治療の保存的治療to」ステント冠形成術どちらかを行い、五年フォローアップにて、イベント無し差依存比率は運動群で63%、PCI群で40%であった(P=0.037)。フォローアップ中36の冠動脈イベントが運動群19回、ステント群30名の患者に55回生じた
故に、運動トレーニング+至適治療により単にステント冠形成するよりイベント無し生存良好




Sandri M, et al "Age-related alterations of endothelial function in patients with chronic heart failure and healthy subjects -- effects of exercise training" EuroPRevent 2009;
エアロビックトレーニングにより、CABG後の身体能力・血行動態反応を運動無し比較で、改善。術前2ヶ月前からランダム化し、サイクロエルゴメータによる後期運動6週間週3回の運動と、運動無し対照との比較。
血中NOは有意に運動群で増加(P<0.05)
LDLを低下(2.61 versus 2.24 mmol/l, P<0.05)させ、心拍、SV改善
フィブリノーゲン (4.0 versus 3.3 g/l P<0.05)、白血球数 (7.2 versus 6.3 x109/l, P<0.01)、赤沈(13.1 versus 6.4 mm/h, P<0.05) 改善
CRPとIL-6は低下傾向にあったが、有意差無し



2008年11月 AHAで、 HF-ACTION トライアルの予備的結果発表で、心不全患者での週2時間運動で死亡率心不全入院率低下の発表がなされていた。2331名のトライアルで、プライマリエンドポイントに合致せず、セカンダリ解析で判明。

トライアルの稚拙さにより、少々回り道となっている。

by internalmedicine | 2009-05-11 10:35 | 動脈硬化/循環器  

<< アジアへの広がりは、日本のせいらしい マスク予防に科学的根拠がないと... >>