Acute Irritant-induced Asthma: 刺激に誘発されたぜん息
2009年 05月 14日
職業性喘息で、非免疫的な、すなわち、刺激に誘発された喘息 もしくは、反応性気道の機能障害症候群(reactive airways dysfunction syndrome (RADS))で、非特異的高濃度の刺激物質による単一、あるいは複合的暴露によるものが定義(American Journal of Respiratory and Critical Care Medicine Vol 167. pp. 450-471, (2003))
Nonimmunological i.e., irritant induced asthma or reactive airways dysfunction syndrome (RADS) which may occur after single or multiple exposures to non-specific irritants at high concentrations"
(Bernstein IL, Bernstein DI, Chan-Yeung M, Malo JL. Definition and classification of asthma. In: Asthma in the workplace. Bernstein IL, Chan-Yeung M, Malo JL, Bernstein DI, editors. New York: Marcel Dekker; 1999. p. 1–3.)
13.6 ± 5.2 年後の長期的影響を報告
Long-Term Outcomes of Acute Irritant-induced Asthma
American Journal of Respiratory and Critical Care Medicine Vol 179. pp. 923-928, (2009)
けっして、一部の医師たちや弁護士・マスコミが作り上げようとしている疾患として公的にみとめられてない(認められるはずもない)化学物質過敏症と混同されませんように・・・
化学物質過敏症、その原典:MCS ・・・
化学物質過敏症
(潜在的意識下を含め)自分に“診断名”を欲している場合、まず、“病名”を隠して、受診する。そして、希望する“病名”と異なる診断をされた場合、藪医者のラベルを頂くこととなる。その“病名”が医学的に確立して無くても同様であり、医師側がその“病名”を知らない場合、圧倒的な優越感を患者側がもち、“病名”が一人歩きをし、周囲の人間まで巻き込む。・・・“化学物質過敏症”、“低髄圧・・・”・・・、病名として確立はしているがPTSDなどもその対象となる。問題なのは、司法、医療の専門家といわれる人々も巻き込んでいることであり、冷静な議論ができないところまで市井の意見ができあがってしまっていることもある。
研究会学会などに、この“病名”をもつ患者さんたちがシンポジストとして意見を述べたときはすでにその疾患の暴走は仕上げの段階なのである・・・そして、ネットでこんな事書いてると、ネットで暴走する医師ってラベリングされるのである。
by internalmedicine | 2009-05-14 10:05 | 呼吸器系