酢と内臓肥満

つい最近、酢に関して、インチキ商売がなされていると書いた
Quackery: 酢 http://intmed.exblog.jp/8235804/


ところで、毎日ウェブの記事をみて・・・また・・・ってことで
これを発表するほうも発表するほうだが、新聞で大々的に報告するほうも・・・

まざまな減量を目的とした、前後比較の比較で、介入試験にもなってない!

そもそも、リンゴ酢なのか、酢酸なのか・・・?

この程度で、”トクホ”で認可されてしまいそうな日本の厚生労働省行政(「特定保健用食品」にエビデンスはあるのか? 2005-01-22)・・・見張ってると面白いと思う・・・きっと、トクホになってしまう。


・・・と、毎日新聞記事だけをみて、書いたのだが、ミツカン社のウェブを見るとまともなプラセボ対照試験であった。
http://www.mizkan.co.jp/company/newsrelease/2009news/090514.html)


それにしても、この記事は!
 ↓
内臓脂肪:飲酢に減少効果 ミツカン中央研確認

毎日新聞 2009年5月14日 20時33分

 酢を飲み続けると内臓脂肪が減ることを、ミツカン中央研究所(愛知県半田市)が成人対象の実験で確認した。長崎市で21日から開かれる日本栄養・食糧学会で発表する。

 実験は、肥満度を示す体格指数(BMI)が25~30の「軽度肥満」に該当する成人男女175人(うち女性64人、平均44.1歳)を対象に実施。過度の運動を避けてもらうほかは通常の生活を送りながら、リンゴ酢配合した飲料を1日2回、12週間飲み続けてもらった。

 腹部のコンピューター断層撮影(CT)画像による内臓脂肪面積の変化や体重、血中中性脂肪などの変化を比較。データが得られた155人を分析したところ、1日30ミリリットル(酢酸量1500ミリグラム)摂取した群は内臓脂肪面積が平均約6.72平方センチ減り、腹囲は同1.85センチ減少。15ミリリットル(同750ミリグラム)摂取した群も減少した。酢を含まない飲み物を飲んだ群には変化が見られなかった。また、酢を摂取した群は、血中1デシリットルあたりの中性脂肪が28.2~42ミリグラム減った。

 研究チームはこれまでに、酢の主成分である酢酸が脂肪の合成を抑えたり、燃焼を促進することを動物実験で確かめている。岸幹也チームリーダーは「BMIが25未満の人については、酢の減量効果は見られなかったが、酢酸には血圧を下げたり、血糖値の上昇を抑える効果もある。ドリンクや調味料として摂取し続けることで、健康への効果が期待できる」と話している。【元村有希子】


まともな実験結果を胡散臭くする毎日新聞・・・という結論にしておこう

リンゴ酸:Malic Acid pdr

酢酸: Acetic acid (ethanoic acid) NPI


もちろん、この結果だけをもって、エビデンス確立って訳にはいかないと思う。追試や長期効果の持続性や副事象イベントの記載と長期安全性などをもって初めてその効果が科学的に確立となるはず。この問題も後顧的に見て再現されずってことになる可能性もある。マスゴミ的にはおいしい結果であるので、1つの治験にて暴走されないことを願う。

by internalmedicine | 2009-05-14 22:21 | Quack  

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