【診療拒否騒動・マスコミ捏造】桝添厚労大臣のコメントを正しく報じないマスコミ?

国内感染かどうか、いま、大事なところ・・・すなわち、渡航歴のない通常の発熱でも、新型インフルエンザ対応を一般医療機関も対応を・・・ということになる。

こういう時に現場医師・医療機関が国・厚労大臣に対して不信感をもったらどうなるのか!志気をやたらとさげる、桝添大臣の無責任発言・・・と、各メディアをみるとそう思う医師も多いはず・・・

桝添大臣が、一部釈明をしてたことを一般の医師たちは知らない。マスコミのやりたい放題・・・


情報ソース:昨日付シロクマ通信の”日医インターネットニュース 1887号”
■ 新型インフルの一部報道に不快感 ― 舛添厚労相 ―

 新型インフルエンザに関して診療拒否を受けたとする患者からの苦情が、東京都などの発熱相談センターに寄せられている問題をめぐり、舛添要一厚生労働相は5月11日の衆院予算委員会で「私が言ったことを中途半端でなく正確にメディアの方もお伝えいただければ幸いだ」と述べ、診療拒否に対して「医師法違反」と発言したことをことさら強調した報道に不快感を示した。

 舛添厚労相は「新聞がいいかげんに、大臣が医師法違反と言ったそこだけを見て、コメンテーターがワイドショーで文句を言っている」と述べた。

 舛添厚労相は、海外渡航歴のない発熱患者が受診した場合、医療機関は診療を拒むことはできないが、メキシコなど発生国への渡航歴や患者との接触が認められる発熱患者は発熱相談センターに電話で相談し、直接、医療機関に行かないよう指導していると、あらためて説明した。

【メディファクス】




発端に関連した書き込み・・・診療拒否と騒ぐ、毎日新聞  2009-05-05

朝日新聞もそれに呼応・・・
発熱患者への診察拒否「医師法違反」と舛添厚労相 2009年5月6日16時47分
 新型の豚インフルエンザを巡り、発熱などの症状がある患者が医療機関から診療を拒まれた事例が相次いでいるのを受け、舛添厚生労働相は6日、同省幹部の会議で、「(診察拒否について)医師法違反になる」との見方を示し、適切な対応を取るよう指示した。

 東京都によると、都の発熱相談センターに寄せられた診察拒否の事例は2~5日昼の間に92件。最近海外に渡航していないのに、診察を拒まれた例が半数を超えているという。

 この日の会議で、舛添厚労相は「海外渡航もしていない方々まで拒否するのは行き過ぎで医師法違反になる。医師の社会的責任できちんと対応して頂きたい」と話し、同様の事例への指導を指示した。


各新聞社・放送局が一斉に、”診療拒否”と医者たたき! ゴールデンウィーク中のことであり、休日態勢をとっていた医療機関が多かったことも考え合わせれば、通常の対応を医療機関に求めること自体に無理があると思うはずなのに、反面調査など行わず、まさに、メディア・スクランブル状態


うわさによると、テディー氏だけが、現場のお医者さんたちがかわいそう!一方的に責めるなといっていたそうだ。マスコミにも、まともな抑制のきいた意見を発する人がいてちょっとだけホッとした部分もあった。


マスコミの根本問題はかれらは鼻から扱うつもりはないのだろう・・・形だけのええかっこしいの討議だけおこなって、そして、BPOだか、BROだかなんだかしらないが・・・全く機能せず

厚労省側も同様のコメント(情報ソース前項目と同じ)を行い”応召義務違反”についてのコメントなど否定している。
■ 直接来院患者の拒否「応召義務違反でない」 ― 外口医政局長 ―

 メキシコなど新型インフルエンザまん延国への渡航歴や患者との接触歴が認められる発熱患者が、発熱相談センターを通じずに一般外来を受診した場合について、厚生労働省の外口崇医政局長は5月8日の参院厚生労働委員会で、医療機関が診療を拒否したとしても医師法第19条の応召義務の違反には当たらないとの考えを示した。委員会での質問に答えたもの。

 発熱患者が医療機関での診察を拒否されたとの苦情が相次いだため、厚労省は6日付で医療機関向けに患者への対処方針を示した事務連絡を発出している。事務連絡によると、まん延国への渡航歴や患者との接触歴が認められる発熱患者が、じかに発熱外来を置かない医療機関を受診した場合について、医療機関は患者にまずは発熱相談センターに電話で相談し、センターが紹介する医療機関を受診するよう勧めるとしている。

 委員会では、この件に関して「これは要するに診療を拒否するものだが、医師法19条の応召義務違反に当たらないのか」との質問が出された。

 これに対し外口局長は「新型インフルエンザの感染拡大防止が必要な現時点では応召義務違反にはならないのではないかと考えている」と答えた。

 さらに事務連絡では、発熱相談センターの指導に従い発熱患者が発熱外来を置かない医療機関を受診した場合は、医療機関は患者にマスクの着用を指導するなど感染予防に必要な指導を行った上で診察することとしている。

 このケースについて外口局長は「発熱相談センターで新型インフルエンザの可能性が極めて低いと判断した場合の対処方針を示したもの」と述べ、基本的には普通に発熱した患者と同等に扱うべきだとした。

【メディファクス】



一連の報道の主犯は、時系列で見ればあきらか・・・・毎日新聞である。


さて、医師のみなさん、毎日新聞をこのままにしてていいのでしょうか?

私は、毎日新聞にとかかわる会社などに協力を願い、すこしでも、まっとうな新聞社に変わるようお願いするしかない・・・と、真剣に考え始めてます。そういえば・・・今月からジェネリック・・・

by internalmedicine | 2009-05-16 08:28 | インフルエンザ  

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