検疫の検証を阻害する役人たち
2009年 05月 26日
・最初から新型インフルエンザ対策に金出しませんと宣言する政府・財務省(【国の愚策】新型インフルエンザ対策: 予算方針、対策地域の考え方)
・無症候性・微熱感染者の存在、迅速キット篩分けの能力1/3~半分という神戸の報告を無視し、相変わらず、手法を変えない合理性のないスクリーニングのごり押し
・ゴールデンウィークの診療態勢を無視して“診察拒否”と大騒ぎする行政とマスコミのタッグマッチ(診療拒否と騒ぐ、毎日新聞 【診療拒否騒動・マスコミ捏造】桝添厚労大臣のコメントを正しく報じないマスコミ?)
・感染外来への応援で強制的発言と補償なしという一方的態度、タミフル配布を材料に感染症外来に振り分け(停留者や休校など学校へは損失補償は考えているが、医療機関の要望は無視という国行政)
・迅速抗原診断キット、タミフルなどの不足(行政が買い集めて市場に出なくなった)は政府責任
・発熱相談センターは単に“感染国・感染地域&38℃以上の発熱・感染者との濃厚接触”などの機械的振り分けのみで、インテリジェンス機能無し、無能な発熱相談センターの乱暴な振り分けにより、一般診療の場が感染の場となる可能性が大
・現場医師の判断で新型インフルエンザの疑い濃厚であったと判断してもPCR検査を硬軟とりまぜて阻止
・当初より弱毒性、高感染性と言われていたが、“弱毒性”対応・大勢への移行の遅れ
・秘密・隠蔽主義:集団実態調査未施行、発熱外来公表せず
・・・・
枚挙にいとまないが・・・
新型インフル 参院予算委で"参考人隠し"
川口恭 (2009年5月25日 14:55)
http://lohasmedical.jp/admin/trackback/534
25日の参議院予算委員会は開会が1時間遅れた。新型インフルエンザ対策を検証するため、委員が政府参考人として出席を求めた厚生労働省職員2人について、招致を認めるか否かで理事会が紛糾したためだ。結局、2人の招致は認められず、出席を求めていた委員は「通告済みの参考人が来ないというようなことは過去に記憶がない。(1時間待ちぼうけを食らった)4人の大臣よりも、厚生省には偉い人がいるということだ」と痛烈に皮肉った。(川口恭)
行政は反省ということをしない・・・検疫が果たして有効だったのか総括することは今後の感染症対策にとって、国策上重要なのに・・・阻止するアホ官僚たち
結局、”参考人”として出たようだ・・・
「機内検疫はパフォーマンス」検疫官、参院予算委で批判
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090528-OYT1T00503.htm
特集 新型インフル
28日午前の参院予算委員会で新型インフルエンザ対策などに関する集中審議が行われ、参考人として出席した厚生労働省職員で羽田空港の検疫官、木村盛世氏が米本土などからの旅客便を対象に一律に行った機内検疫を「(政府の)パフォーマンス」などと批判した。
木村氏は、政府の当初対策が機内検疫による「水際対策」に偏りすぎたとし、「マスクをつけて検疫官が飛び回っている姿は国民にパフォーマンス的な共感を呼ぶ。そういうことに利用されたのではないかと疑っている」と述べた。さらに、「厚労省の医系技官の中で、十分な議論や情報収集がされないまま検疫偏重になったと思う」と強調した。
一律の機内検疫は政府の新たな「基本的対処方針」で22日に終了したが、木村氏は「現場としては大して変わっていない。今もかなりの労力をかけて検疫を行っている」と指摘した。
木村氏は民主党の要請で参考人に呼ばれ、同党の鈴木寛氏の質問に答えた。
(2009年5月28日14時22分 読売新聞)
by internalmedicine | 2009-05-26 09:15 | くそ役人