アスピリン一次・二次予防メタアナリシス:ATTコラボレーション

基礎疾患無しの一次予防に、重大出血比重化あされた閉塞イベント減少の不確かなネット効果ありとわかったが、さらなるトライアルが進行中

いつまでも、“For primary prevention, however, the balance is less clear because the risks without aspirin, and hence the absolute benefits of aspirin, are generally an order of magnitude lower than in secondary prevention.”ということで、一次予防の効果がはっきりしない。

現行のガイドラインは、出血リスクのばらつきを無視しているのが現状と指摘している。より冠動脈イベント増加のみ加重をかけた予防をすべきであると・・・

Aspirin in the primary and secondary prevention of vascular disease: collaborative meta-analysis of individual participant data from randomised trials
Antithrombotic Trialists' (ATT)
The Lancet, Volume 373, Issue 9678, Pages 1849 - 1860, 30 May 2009 一次予防トライアルとして、アスピリン割り付けで、重度血管イベントの12%の比例減少 (0.51% aspirin vs 0.57% control /年, p=0.0001)で、主に非致死的心筋梗塞1/5のによるもの(0.18% vs 0.23% /年, p<0.0001).

卒中のネット効果は有意でない (0.20% vs 0.21% /年, p=0.4: 出血性卒中 0.04% vs 0.03%, p=0.05; 他の卒中 0.16% vs 0.18%/年, p=0.08).

血管性死亡率は有意差無し(0.19% vs 0.19% /年, p=0.7).

アスピリン割り付けは重大胃腸出血、頭蓋外出血増加(0.10% vs 0.07% /年, p<0.0001)し、冠動脈疾患主要リスク要因も出血のリスク要因でもあった


二次予防トライアルでは、アスピリン割り付けでは重大な欠陥背英イベントの絶対的減少 (6.7% vs 8.2% /年, p<0.0001)したが、出血性卒中・冠動脈イベントは非有意(2.08% vs 2.54% /年, p=0.002、4.3% vs 5.3% /年, p<0.0001)

一次・二次予防トライアルにおいて、全ての重大血管イベントの比例減少は男女とも同等.



脳梗塞予防のための一次予防アスピリン投与は慎重であってしかるべき・・・とおもうのだが、なぜか、ビタミンE+アスピリン投与を漫然と使うところが多い・・・

by internalmedicine | 2009-05-29 10:42 | 動脈硬化/循環器  

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