喘息:自宅排気ガスリスク

トヨタやキヤノンが社会保障全般に眼を光らせて、情報操作しているので、以下の、喘息にかかわる、排気ガスの住居内リスクやコピーカーボンなどの職業上のリスクは表に出てこないだろう・・・と皮肉を述べておく。

Vehicle exhaust outside the home and onset of asthma among adults
Eur Respir J 2009; 33:1261-1267
前向きコホート:喘息・成人発症喘息累積頻度と自宅の車の排気ガス濃度の検討
Respiratory Health in Northern Europe cohort の3つのスウェーデンの市で検討
大きな道路<50mをより単純な暴露指標として用い、3609名の、107の発症事例分類と、偶発的ケース55例

喘息発症、偶発的ケースで、NO2濃度 10μg・–3あたりのオッズ比 1.46(95% 信頼区間 (CI) 1.07–1.99)、 1.54(95% CI 1.00–2.36)で、は共役因子補正後も有意差を維持

喘息とNO2の相関は性別、hay fever、喘鳴により補正されない。
喘息発症リスクもまた有意に大きな道路近接住居と関連

現行の研究にて、自宅外の車の排気ガスレベルの増加に伴い成人の喘息発症・偶発頻度増加する



子供の場合は親の喘息要素補正してしまうとわからなくなってしまう( Environ Health Perspect. 2006 May;114(5):766-72.


職業性喘息に関して、成人発症の16.3%ほどの関与が考えられている(BMC Pulmonary Medicine 2009, 9:7 )。


職業性のなかに、コピーカーボンなども含む(Environ Health Perspect. 2007 Jul;115(7):1007-11. )可能性や

by internalmedicine | 2009-06-05 10:57 | 呼吸器系  

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