中年での睡眠と血圧の関係

短い睡眠時間は心血管疾患発症リスクと関連し、血圧上昇との関連が見られる( 2008-11-11)と自治医大の報告。


Coronary Artery Risk Development in Young Adults (CARDIA) cohort studyからの報告で、中年での、睡眠と血圧の関係
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Association Between Sleep and Blood Pressure in Midlife
The CARDIA Sleep Study
Kristen L. Knutson, PhD; Eve Van Cauter, PhD; Paul J. Rathouz, PhD; Lijing L. Yan, PhD; Stephen B. Hulley, MD, MPH; Kiang Liu, PhD; Diane S. Lauderdale, PhD
Arch Intern Med. 2009;169(11):1055-1061.
降圧剤服薬患者除外下結果、年齢、人種、性別補正後、睡眠時間が短いほど睡眠維持が悪いほど有意に、横断的なSBP、DBP値の高値を予測し、5年にわたるSBP、DBPの副事象的変化も予測しうるものであった(all P < .05)
短い睡眠時間は偶発高血圧のオッズを有意に増加させる(オッズ比 1.37;95%信頼区間 1.05-1.78))。
いびき・昼間の眠気を含む16の追加要素補正後、睡眠と血圧の関係は軽度減衰。

睡眠時間は、時間変化におけるDBPのアフリカ系と白人の差の仲介となっているようである(P = .02).



以下の睡眠障害に関する共役要素と思われる因子補正がなされているか・・・若干疑問をもつ


睡眠時間は心血管疾患・糖尿病のリスク要素であり、うつ、自動車事故・職業災害などとも関連し、死亡率と結果的に関係する。US人口での睡眠パターンについての情報は、2004-2007年のNational Health Interview Survey-Sample Adult Filesで、調査され、睡眠の長さ・短さが相関し、教育レベル、収入、収入源の無さ、週のアルコール回数、心血管疾患・糖尿病、うつ、低体重、活動制限が睡眠時間の長短に関連することが述べられた。
たとえば、子供が小さかったり、未婚だったり、職場の勤務時間が長かったり、飲酒回数が多い場合は睡眠時間が少ない。若年、メキシコ系アメリカ人、妊娠、身体活動が少ない場合は睡眠時間が長いなどの特性が見られた。
Sleep Duration in the United States: A Cross-sectional Population-based Study
American Journal of Epidemiology  Volume 169, Number 9 Pp. 1052-1063






収入と睡眠(American Journal of EpidemiologyVolume 164, Number 1Pp. 5-16

1 = <$16,000; 2 = $16,000–24,999; 3 = $25,000–34,999; 4 = $35,000–49,999; 5 = $50,000–74,999; 6 = $75,000–99,999; 7 = ≥$100,000



24時間血圧計(ABPM)による睡眠障害と長期臨床的アウトカム  2007-04-09

by internalmedicine | 2009-06-09 14:50 | 動脈硬化/循環器  

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