動脈硬化性腎血管閉塞へのステント治療は腎障害の経過に影響与えない

動脈硬化性の腎血管狭窄(atherosclerotic renal artery stenosis (ARAS))・腎障害患者への腎動脈ステント留置の有効性と安全性

この治療法はガイドラインでは、合理的治療として記載されているが・・・。

Stent Placement in Patients With Atherosclerotic Renal Artery Stenosis and Impaired Renal Function
A Randomized Trial
Ann Int Med. 16 Jun. 2009 Vol. 150 (12) p. 840-848
プライマリエンドポイント到達(クレアチニンクリアランス 20%以上の減少)は、ステント留置群:46/64、薬物治療群 10/16 (ハザード比, 0.73 [95% CI, 0.33 ~ 1.61])



重度合併症がステント治療群で生じ、2例は施行関連死亡(3%)、1例は感染性血腫で死亡、1例はコレステロール塞栓による腎透析必要までなった。
セカンダリエンドぽんとに差はない。

by internalmedicine | 2009-06-17 15:26 | 動脈硬化/循環器  

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