出産: 侵襲性A群β溶血性連鎖球菌感染症のユニバーサルスクリーニングの効果

1970年代、新生児第1週の疾患・死因トップはInvasive group B streptococcal disease(侵襲性B群溶連菌)で、1980年代の臨床トライアルで保菌母体での出生時抗生剤予防投薬で予防しうることが示された。1990年代、分娩 chemoprophylaxisの候補者としてスクリーニングベースあるいは、リスクベースの戦略が草起された。発症頻度を65%頻度減少させ、1993年1000生存誕生のうち1.7例→0.6例へ減少させ、2002年ガイドラインがアップデートされ、alternative staragegy推奨から、妊娠女性のuniversal culture-based screeningへ変更となっている。

universal screeningにて、activeなpopulation-baseなサーベイランスの結果、27%頻度減少、1999-2001年の1000生誕 0.47から1000生誕0.34へ減少。

universal screening推奨が急激に採用されて普及している。出産前マネージメントの改善、培養の収集・プロセス化・報告などの改善によりβ溶連菌感染症の新たな発症予防に役立つだろう・・・と、著者

Evaluation of Universal Antenatal Screening for Group B Streptococcus
N Engl. J Med. Vol. 360:(25) 2626-2636 Jun. 18, 2009
性B群溶連菌感染症のスクリーニング頻度は1998-1999年48.1%から2003-2004年85.0%と増加
分娩時抗生剤投与比率は26.8%→31.7%へ増加
ChemoprophylaxisはB群溶連菌陽性事例の87.0%投与されたが、コロナイズ状態不明女性では3.4%のみ

早期発症B群溶連菌感染症発生包括的頻度は1000生誕に対して0.32
早期出産新生児はB群溶連菌感染症頻度が高い (1000生誕に対し0.73 vs. 0.26 例)
しかし、B群溶連菌の74.4%(189/254)は満期出産新生児で生じていた。

スクリーニング行わなかった場合B群溶連菌は13.4%(34/254)

B群溶連菌感染症新生児の61.4%は出産前B群溶連菌の陰性であった。



Prevention of Perinatal Group B Streptococcal Disease
Revised Guidelines from CDC
http://www.cdc.gov/mmwr/preview/mmwrhtml/rr5111a1.htm


助産師単独介助出産の場合、検査・点滴などの医療行為を含むため、ユニバーサルスクリーニングの阻害にならないのだろうか?・・・門外漢ながら・・・ちょっと心配になった。

by internalmedicine | 2009-06-18 10:32 | 感染症  

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