ランタスの発がんリスク?

一番目の論文は、glargine治療群で癌リスクが優に増加したが、インスリン投与量補正後はみられず、割り付けバイアス(allocation bias)ではないかというのが、一般的な見方のようである。
二番目は、glargine使用の乳がんリスク増加したが他のタイプではなかった。
三番目は、癌リスクの包括的な増加は認められなかったが、サブグループ解析では、glargineのみが全てのがん、乳がんでのリスク増加が示された。


年齢補正後、適切なら、性別、glargine単剤とそれ以外のインスリン使用者と比較し、乳がん相対リスク 1.99(95%CI 1.31-3.03)、消化管癌 0.93(95%CI 0.61-1.40)、前立腺癌 1.27(95% CI 0.89-1.82)、多剤悪性疾患 1.07(95% CI 0.91-1.27)
年齢、喫煙、BMI、糖尿病発症年齢、第1子誕生年齢、心血管・エストロゲン使用補正後乳がんは1.97(95%CI 1.29-3.00)
相対リスクの95%信頼区間は他のインスリン併用解析でも横断的傾向であった。


スウェーデンにおいて、2006-2007年、インスリン glargine使用女性は、他のタイプのインスリンより乳がんリスク増加する。
これはrandam fluctuationによる可能性がある。
possibilities for examining validityに限界があり、他の部位の癌や全悪性疾患アウトカムでは統計的に有意な結果ではなかった。はっきりしたcausal relationshipの可能性についての結論は引き出せない



Hemkens LG, et al "Risk of malignancies in patients with diabetes treated with human insulin or insulin analogs: a cohort study" Diabetologia 2009; DOI:10.1007/s00125-009-1418-4.  <pdf>


Jonasson JM, et al "Insulin glargine use and short-term incidence of malignancies -- a population-based follow-up study in Sweden" Diabetologia 2009(pdf


Currie CJ, et al "The influence of glucose-lowering therapies on cancer risk in type 2 diabetes" Diabetologia 2009; DOI:10.1007/s00125-009-1440-6. (pdf)

by internalmedicine | 2009-06-30 16:46 | 動脈硬化/循環器  

<< “メタボリックシンドローム撲滅... 結核菌北京遺伝子型の再発リスク >>