椎前方固定術における骨形成蛋白-2 : 手術時に使ったが為に、合併症、入院費用増加

椎前方固定術における組換えヒト骨形成タンパク (rhBMP-2) (bone morphogenetic protein-2) の効果

Recombinant bone-morphogenetic proteins (BMPs)—factors、二〇〇二年、FDA承認されている。anterior lumbar spinal inter- body fusion (腰椎前方椎体間固定)術に対する承認である。

2002-2006年のNational Inpatient Sample からのデータ解析にもとづき椎体間固定された328468名のBMP使用のアクセス率とパターンを合併症、退院などと関連づけ、Cahillらは解析した。

著者らはBMPが椎体間固定術の約25%で用いられ、BMP未使用より合併症高率で、入院チャージの増加が全てのカテゴリーで認められた。
Prevalence, Complications, and Hospital Charges Associated With Use of Bone-Morphogenetic Proteins in Spinal Fusion Procedures
JAMA. 2009;302(1):58-66.

多変量解析補正後の端因子解析で、椎前方固定術におけるBMP使用は、合併症高率 (7.09% with BMP vs 4.68% without BMP; adjusted OR, 1.43; 95% CI, 1.12-1.70)と関連
創部関連合併症増加(1.22% with BMP vs 0.65% without BMP; adjusted OR, 1.67; 95% CI, 1.10- 2.53) と関連
嚥下障害・さ声4.35% with BMP vs 2.45% without BMP; adjusted OR, 1.63; 95% CI, 1.30-2.05)と関連

BMP使用は入院チャージを使用全階層において横断的に増加させた

11-41%の入院チャージの増加をもたらした



あたらしい薬剤を使ったが故に、合併症・入院費用を増加させた明確な事例として、頭にとどめておこう!

あのアステラスが関与しているという古い情報がウェブにのこっているが・・・(http://www.astellas.com/jp/corporate/news/yamanouchi/030821.html

by internalmedicine | 2009-07-01 10:53 | 運動系  

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