1型糖尿病でのRAS遮断:たんぱく尿減少末期腎疾患予防伝説の崩壊?

わたしも、いつのまにか、たんぱく尿を押さえられれば、糖尿病性末期腎疾患(ESRD)をおさえられると・・・すりこまれていたようだ・・・


RAS遮断薬剤を早期に投与すれば、糸球体メザンギウム分画容積増加を予防し、網膜症重症スケールの2段階以上の進展という意味での網膜症進展を予防できる?・・・この問題の結論は、RASの早期遮断は、1型糖尿病患者の腎症進展予防に寄与しない。しかし、網膜症の進行遅延化には重要ということであった。

CKDの宣伝で、ARB販促しているメーカーや御用先生方の口車に・・・いつのまにか乗せられていたのかもしれない。

Renal and Retinal Effects of Enalapril and Losartan in Type 1 Diabetes
N Engl J Med. Vol. 361:(1) 40-51 Jul. 2, 2009
糖尿病腎症は糖尿病性末期腎疾患(ESRD)の45%を超えるように米国ではなっている。これは構造的変化がアルブミン尿から進行するもので、RAS遮断が、他の降圧剤に比べ、たんぱく尿を有したり、糖尿病、GFR減少する、腎症進展予防により有効ということは判明で、遮断剤が糖尿病のたんぱく尿減少を抑制することが判明している。たんぱく尿減少はGFR減少の予防と関連すると小研究だけで報告されている。この相関はシステミックには検討されていないのである。たんぱく尿はESRDのようなハードな臨床的なエンドポイントのその候補としては一般的には認められない。2型糖尿病の強化多因子介入はたんぱく尿進展を半減させたが、GEF減少低下を止められてない。

RASS(Renin–Angiotensin System Study)にて、1型糖尿病患者のアルブミン尿症前で、RAS遮断が、糖尿病腎症の早期組織病変の進展を抑制できるかどうかの検討がなされた。RASS は、構造手液変化は腎機能障害に対応するという概念で作られ、糖尿病腎症の遅延化・予防するとされた。
DIRECT(Diabetic Retinopathy Candesartan Trials)は、アンジオテンシン受容体遮断が直接の糖尿病網膜症を有さない正常血圧下1型糖尿病・正常アルブミン尿での網膜症発症予防に有効であるが、軽症・中等症での糖尿病網膜症では有効でなかったという報告がある。
この研究では、RAS遮断の効果を正常血圧1型糖尿病・正常尾アルブミン尿症で確認



"proteinuria reduction is not a generally accepted surrogate for hard clinical end points such as end-stage renal disease"(Kidney Int Suppl 2004;92:S126-S127)

by internalmedicine | 2009-07-02 13:50 | 医療一般  

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