レスポンシブな政治の不幸な結末:高知医療センターPFI問題

レスポンシブな政治の・・・不幸な結末の一つ

高知医療センター:PFI解消協議へ オリックス副社長、県・高知市を訪問 /高知
毎日新聞 2009年7月7日 地方版(ウェブ魚拓


高知以外に、近江八幡市PFI病院でも深刻な問題となっている。

第二のコムスン問題となるか? PFI関係贈収賄事件 2007-09-17
政商:オリックス・宮内 2009-01-08


自民党は、民主の党首批判を繰り広げているようだが、自らの悪政について、自己反省しないのだろうか?

経団連主導型政治・ポピュリズム政治に対する総括が先・・・と、一般愚民は思う


もうひとりの当事者である、橋本元県知事も立候補するとの噂があるらしいが・・・政治家というのは・・・恥知らずばかりなのだろうか?


「空気のように漂う世論に、誰よりも早く反応する競争・・・構造改革が大切だという空気で・・・構造改革論を振り回して選挙民こびる。規制緩和が日本経済を救うという空気が蔓延すれば、規制緩和を唱える二流の経済学者を連れてきて、日本をリセットしようと言わせる」
と今日の産経新聞一面評論

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”経団連支配政治”についてはさすがに批判できないようだが(笑)、産経新聞でさえ、まるでポピュリズムでさらにごまかそうとする自民党にあきれ果てているようだ。

文中に、「浅はかな医療民営化を唱えて日本医師会と対立し」と書かれている。日本医師会は、2004年に“三師会と申し上げました歯科医師会、薬剤師会も含めて政府・自民党を応援してまいりましたが、場合によってはそれをやめざるを得ないという覚悟もしております”と医師会を含め三師会が公的に自民の悪政に対し非難表明している(http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/154/0062/15407160062019a.html)。郵政選挙後さらに攻勢を強め、医療崩壊を加速させた。

国民一般が医療崩壊に気づきはじめたのは、福島(2004年の死亡事案)、・奈良(2007年)の産婦人科問題と後期高齢者医療制度(2006年公布、2008年施行)、障害者自立支援法問題(2005年可決、2006年施行)、“たらい回し”というメディアの悪意による応需困難事例報告の頻発などからだろう。

メディアは、PFIなどの民間資本参入が全ての解決法であるかのごとく報道し、背後の政治介入、金銭の流れ、汚職など覆い被していた。”民間活力”・・・という名の美名にて、医療・福祉への守銭奴たちの植民地化・・・された。



この期に及んでも、真犯人である経団連を口にしない・・・メディアばかり


どこか言えばいいのに、トヨタ・奥田さん、キヤノン・御手洗さん、東芝・西室さん、オリックス・政商さん・・・あんたたちやり過ぎたんだよ って

by internalmedicine | 2009-07-08 11:06 | 医療一般  

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