PET-CTによるステージング:全体的にはupstage適切だが、中には不適切なupstage例も・・・

PET-CTと頭蓋内画像診断による術前ステージングは縦隔・胸腔外疾患患者を多く見いだすこととなる。
病期評価不適切手術を避けることができるが、多くの患者では不適切なupstaged diseaseとなる場合もある。

Positron Emission Tomography in Staging Early Lung Cancer: A Randomized Trial
Annals of Internal Medicine, 07/07/09

PET-CT 170、通常のステージング 167
8名が計画手術を受けなかった(PET-CT 3名、通常ステージング 5名)

PET-CTで23/167、通常のステージングで11/162でupstageされ、手術回避された
(13.8% vs. 6.8%; 差, 7.0%ポイント [95% CI, 0.3 ~ 13.7 %ポイント]),

適正upstage比率



正しいupstageing、縦隔病変診断




PET-CTで8例、通常ステージングで1例、不適切なupstage化
(4.8% vs. 0.6%; 差, 4.2 %ポイント [CI, 0.5 ~ 8.6 %ポイント])


不適切understageは、それぞれ、25、48(14.9% vs. 29.6%; 差, 14.7 %ポイント [CI, 5.7 ~ 23.4 %ポイント])

3年時点で、PET-CTステージング群 52名、通常ステージング群57名死亡


by internalmedicine | 2009-07-09 09:20 | がん  

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