PHS 1研究解析 : 心不全生涯リスク減少に5つの要素

修正可能なlifestyle要素と心血管健康状態の相関に着眼した研究が前項とともに2つJAMAに記載

Djoussé らはPHS Iデータ解析にて健康ライフスタイル習慣と心不全生涯リスクの相関を検討
非喫煙、定期的運動、軽度アルコール摂取、適正体重維持、シリアル、果物・野菜摂取は男性医師の心不全生涯リスク低下と相関したという報告
Relation Between Modifiable Lifestyle Factors and Lifetime Risk of Heart Failure
Luc Djoussé, MD, ScD, MPH; Jane A. Driver, MD, MPH; J. Michael Gaziano, MD, MPH
JAMA. 2009;302(4):394-400.



男性は生涯において約5分の1の確率(21.2%)で心不全となるが、健康なライフスタイル4つ以上まもれば、10分の1(10.1%)になると言えると著者ら

前者の研究はPHS I(1982-2008)の20,900名の健常男性のデータからで6つの修正可能なライフスタイル要素である、体重、喫煙、運動、アルコール摂取、朝食シリアル、フルーツ・野菜摂食に関して評価。平均22.4年フォローアップで、1200の心不全新規発症(5.7%)、4,999名の死亡確認(23.9%)
健康的なlifestyle4要素どれも遵守しない参加者に比較して、4つ以上の要素を遵守する場合は、心不全、糖尿尾病の発症リスク低下させる。心不全生涯リスクは40歳で13.8%で、、70歳、80歳までコンスタントに維持で、生涯リスクは10.6%。高血圧なしのひとより高血圧男性は、約2-4%高い。
正常体重、非喫煙者、定期的運動、適度なアルコール、朝食シリアル、果物・野菜摂取は、不適切な行為を続けるのに比較して、心不全生涯リスクを減少させる。
健康的なライフスタイル要素は、心不全生涯リスクと逆相関。

by internalmedicine | 2009-07-22 10:14 | 動脈硬化/循環器  

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