erythropoiesis stimulating proteins (ESPs) の慢性心不全患者への影響に関するメタアナリシス
2009年 07月 29日
慢性心不全患者に対して、ESPsは死亡率増加、副事象イベント増加と相関しない。
むしろ、心不全入院減少に関して有益性が認めれた。
癌・腎疾患研究と相対するもので、慢性心不全患者では貧血補正の合併症・死亡率pIII研究結果を支持する
Systematic review
Erythropoietin treatment in patients with chronic heart failure: a meta-analysis
Heart 2009;95:1309-1314
日本では、Early Anemia Treatment with Epoetin Beta (CREATE)試験やCorrection of Hemoglobin and Outcomes in Renal Insufficiency(CHOIR)試験に起因した警告に関してあまり知られておらず?、むしろ、心筋虚血保護作用が宣伝されていた(http://www.nmckk.jp/pdf/thesis/JJCD/024/001/JJCD_024_001_0057.pdf)ため、何の事やら・・・と思われる人も多いのかも?
これも、過剰投与に起因するもので・・・日本ではあまり関係ないのかもしれないが・・・FDAでは black box warningとなっている(http://www.nytimes.com/2007/03/10/washington/10fda.html)
by internalmedicine | 2009-07-29 10:15 | 動脈硬化/循環器