膠原病vs通常型間質性肺炎: 病理・レントゲン的相違
2009年 07月 29日
Chest July 2009 136:23-30; published ahead of print March 2, 2009, doi:10.1378/chest.08-2572
CVD-UIP群は若く、女性、非喫煙者に多く、IPF/UIP群より生存率良好
病理的には、CVDーUIP群は、IPF/UIP群に比べ、線維芽巣がすくなく、蜂窩肺部分がすくなく、胚中心やトータルな炎症スコアが高い。
レントゲン的には、CVDーUIPは、機種スコアが少なく、より非定型的UIPパターンで蜂窩肺がない。
胚中心スコアで、CVD-UIPとIPF/UIPを区別するのが最良 (odds ratio, 2.948; p = 0.001) で、生存率と境界域な差がある(p = 0.076)
胚中心スコア:HC score (hazard ratio [HR], 1.134; p < 0.001)、 total lung capacity (TLC) [HR, 0.932; p = 0.004]、年齢 (HR, 1.052; p = 0.017)は、組織学的UIPでもっとも優秀な予測因子
IPF/UIP患者で、陽性自己抗体を持つことはIPF/UIPよりCVD-UIPに類似するが、生存率に差はない。
参考画像:http://www.chestjournal.org/content/suppl/2009/07/06/chest.08-2572.DC1/e-Figure.pdf
by internalmedicine | 2009-07-29 12:19 | 呼吸器系