外科医がいなくなる?
2009年 08月 18日
外科医がいなくなる? 過酷な勤務状況で若手の外科離れが進行
http://sankei.jp.msn.com/life/body/090817/bdy0908172349003-n1.htm
この報道は、日本外科学会の調査に基づくもので
外科医ピンチの最大の理由は、、”「労働時間が長い」(71・9%)がトップ。これに「時間外勤務が多い」(71・8%)、「医療事故のリスクが高い」(68・2%)、「訴訟リスクが高い」(67・3%)、「賃金が少ない」(67・1%)が続く。”と書かれている。というのが彼らのアンケート結果。
治療結果に不満を持った患者が訴訟を起こすケースが産科に次いで2番目に多く、リスクを伴う治療を避ける萎縮(いしゅく)医療を招いているという。
・・・と、この調査の結果を分析し、
門田副学長は解決策として、(1)勤務環境の整備(2)労働内容にみあった報酬の実現(3)医療事故が起きた場合、原因を究明する医療版事故調査委員会の早期設置-などを挙げている。という検討を提示している。
ところで、今朝、めざましテレビをなにげに見てたら、この報道にもとづいて、なぜか、”診療所勤務医の勤務時間が週48時間と短く・・・”と、なぜか、開業医批判を展開していた。・・・なんだかなぁ・・・・・
開業医でも外科診療している人もいる。そして、多くは夜間診療や日曜当番・輪番や、住民検診・予防接種・学校医、産業医として働いている。そして、疾患早期発見や術後慢性管理など手助けしてるわけで,決して外科医の足を引っ張っているわけではないとそういう自負が開業医にある・・・そういう気概をだいなしにするんだよなぁ・・・マスコミって
私なんぞは有床診療所で年中365日在宅もしくはオンコールなのだが・・・
ところで、実態をしらないアホな人たちが、内科が多すぎると、文句を言いそうなので、一応、変遷数を図譜しておく。
by internalmedicine | 2009-08-18 09:08 | メディア問題