高濃度オゾン、家庭用発生器から
2009年 08月 27日
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オゾン発生機器の危険性は、マイナスイオン発生器と称するものが実はオゾン発生器だったり、その危険性を指摘したが、やっと、国民生活センターが思い腰を上げてくれた?
国民生活センター 家庭用オゾン発生器の安全性[2009年8月27日:公表]
.空気中での使用
* 空気中、水中の両方で使用ができる4銘柄は、排出口付近では最大2.2~10.2ppmと大変高濃度で、8.7畳相当の室内で30分間運転すると最大0.1~1.0ppmと、室内環境基準や労働環境における許容濃度の0.1ppmを超えて危険であった。
* 空気中のみで使用できる3銘柄のうち、1銘柄は長時間使用すると室内のオゾン濃度が0.1ppmを超える場合があるのに対し、残りの2銘柄は室内のオゾン濃度をほとんど上昇させることがなく、オゾン濃度には大きな差があった。
高濃度オゾン、家庭用発生器から 呼吸困難起こすレベル
2009年8月27日17時50分
http://www.asahi.com/national/update/0827/TKY200908270246.html
家庭用のオゾン発生器のうち、人体に影響を及ぼすほどの高濃度オゾンが排出される製品が確認されたと国民生活センターが27日発表した。同センターが計測した濃度の最高値は、日本産業衛生学会が定めた労働者向けの許容濃度の約100倍で、呼吸困難や昏睡(こんすい)を引き起こすレベルだった。
オゾンには強力な殺菌力や脱臭作用があるが、濃度や量によっては人体に悪影響がある。同センターは消費者の相談などをもとに7製品を選び、室内で30分間運転させるテストをした。
結果によると、最も高濃度となった製品では室内の濃度が許容基準の約10倍になった。停止後、基準値に戻るまでに約3時間かかった。また、排出口付近では最高で基準の約100倍を超える濃度を計測した。室内と排出口の濃度でともに基準をクリアしたのは1製品だった。
国内では家庭用には濃度の規制や安全性の基準はない。鼻づまりに効果があるとして直接ホースでオゾンを吸い込むよう使用法が記された製品もある。
全国の消費生活センターには、オゾン発生器に関する相談が過去5年間に計410件寄せられており、センターは「専門知識のない消費者が安全に使用することは難しく、購入は避けた方がいい」と注意を呼びかけている。
日本産業衛生学会が定めた労働者向けの許容濃度
オゾン利用に関する安全管理規準
www.nedo.go.jp/expo2005/ecodrain/.../std_ozone050322jp.pdf
許容濃度 0.1ppm(提案1963) 0.1ppm
許容濃度の定義 1日8時間週40時間程度の労働時間中に肉体的に激しくない労働に従事する場合の暴露程度の算術平均(可逆的な若干の変化は身体機能の低下をもたらさなければ許容する立場)
日本空気清浄協会(1967):最高0.1ppm 平均0.05ppm
by internalmedicine | 2009-08-27 18:48 | 環境問題