FRETベース細胞内亜鉛濃度測定センサー:糖尿病におけるインスリン・パッキング・プロセスと関係か?
2009年 08月 31日
Genetically encoded FRET sensors to monitor intracellular Zn2+ homeostasis
Nature Methods
Published online: 30 August 2009 | doi:10.1038/nmeth.1368
細胞の亜鉛量を示す新しい分子センサーを開発、2型糖尿病を含む多くの疾患について、亜鉛濃度測定の正確性と細胞内局在の情報をえることができ、亜鉛のbiologyの世界を広げる方法として期待が持てる。
亜鉛は体内プロセスと関与し、細胞により形成されるタンパクの5%が亜鉛transportingと関係している。膵臓のインスリンpackageと関連する病態など荒っぽいテクニックで雑な検討がされてきた。
Imperial College LondonとオランダのEindhoven University of Technologyが、蛍光蛋白法をもちいた分子センサーを開発し、亜鉛の量評価方法を開発した。
カルシウムやナトリウムなどに比べ亜鉛の生物学的働きの知見は少なく、筋肉や脳を含めた領域での亜鉛の役割究明に期待が持てる。特定波長放出する蛋白にて、細胞内の亜鉛を認識できるようになった。
膵臓細胞での亜鉛イオン周囲でインスリンpackingに関わることが示され、2型糖尿病での役割も示唆された。細胞内の亜鉛濃度の高いところにインスリンが存在した。
(http://www.eurekalert.org/pub_releases/2009-08/icl-tzm082809.php)
by internalmedicine | 2009-08-31 09:20 | 糖尿病・肥満