ABOARD研究:急性冠症候群インターベンション治療:緊急でも、待機でも差がない?
2009年 09月 02日
Montalescot らの、ABOARD(Angioplasty to Blunt the Rise of Troponin in Acute Coronary Syndromes Randomized for an Immediate or Delayed Intervention)研究により、緊急と待機介入の戦略に、ピークトロポニンレベルに差がなかったことが判明した。
Immediate vs Delayed Intervention for Acute Coronary Syndromes
A Randomized Clinical Trial
JAMA. 2009;302(9):947-954.
NCT00442949
プライマリエンドポイントは、入院中のピークトロポニンレベル;セカンダリエンドポイントは、死亡・心筋梗塞・一ヶ月以内の緊急血管再建術再施行
緊急インターベンションは70分で、待機インターベンションは21時間
プライマリエンドポイントは2つの層別間に差がない
(中央値 [中央四分位] troponin I 値, 緊急 2.1 [0.3-7.1] ng/mL vs 待機 1.7 [0.3-7.2] ng/mL ; P = .70)
主要セカンダリエンドポイントは、緊急インターベンションで13.7%95%信頼区間, 8.6%-18.8%) 、待機インターベンションで10.2%(95% 信頼区間, 5.7%-14.6%)(P = .31)
他のエンドポイントでも、重大出血でも、2つの戦略に差がなかった。
ST上昇を認めないACSでは緊急に対処する必要がないことが明らかになれば、現場負担も少しは減るだろう・・・
by internalmedicine | 2009-09-02 08:46 | 動脈硬化/循環器
