未だに残存する、咳止め注射
2009年 09月 06日
一般名塩酸エフェドリン注射液
l-エフェドリン塩酸塩として、1回25~40mgを皮下注射する。また、麻酔時の血圧降下には、1回4~8mgを静脈内注射することができる。なお、年齢、症状により適宜増減する。
<用法・用量に関連する使用上の注意>
1.静脈内注射する場合には、緩徐に投与する。
参考:日本麻酔科学会では次のような投与法が推奨されている。静脈内注射にあたっては、本剤1アンプル(40mg/1mL)を9mLの生理食塩液と混合して計10mL(4mg/1mL)とし、1回1~2mL(4~8mg)を投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
2.静脈内注射する場合には、血圧異常上昇を来さないよう慎重に投与する
効能/効果 1.次記疾患に伴う咳嗽:気管支喘息、喘息性<様>気管支炎、感冒、急性気管支炎、慢性気管支炎、肺結核、上気道炎(咽喉頭炎、鼻カタル)。
2.鼻粘膜充血・鼻粘膜腫脹。
3.麻酔時の血圧降下。
<効能・効果に関連する使用上の注意>
麻酔時の血圧降下に対する予防を目的とした本剤の投与は行わない。[帝王切開時の本剤の麻酔時の血圧降下に対する予防投与により、母体高血圧及び母体頻脈、胎児アシドーシスが発現したとの報告がある]。
http://www.e-pharma.jp/allHtml/2221/2221400A2028.htm
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一般名グアイフェネシン注射液規格2mL1管
用法/用量 グアイフェネシンとして、1回50mgを1日1~2回皮下又は筋肉内注射する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
効能/効果 次記疾患に伴う咳嗽及び喀痰喀出困難:感冒、急性気管支炎、慢性気管支炎、肺結核、上気道炎(咽喉頭炎、鼻カタル)。
http://www.e-pharma.jp/allHtml/2249/2249500A1020.htm
Guaifenesinは、米国では去痰OTC剤として、有名、日本でも一部OTCにも含まれる。
・経口ルート以外では効果がないという報告(Pulmonary Pharmacology & Therapeutics, Volume 22, Issue 3, Pages 260-265)など、この注射薬剤の存在意義を急性咳そうで見いだしがたいのだが
・皮下注射時のbioavailabilityデータが添付文書にない
・1日1−2回投与を繰り返す・・・ことの意義を見いだしがたい
・5HIAAやVMA増加の報告あり、心血管系への影響が考えら得る
一度認可されると、消えがたい薬剤 これでいいのか 厚労省!
by internalmedicine | 2009-09-06 15:39 | 呼吸器系