【性差医療?】女性うっ血性心不全に対して植込み型除細動は全原因死亡率を改善しない?

心不全患者の突然死予防に対する、植込み型除細動の役割が無数のトライアルで明らかになってきたが、異なるサブグループ群での役割は未だ不明。特に女性においての役割は不明であった。

5つのトライアルのpooled dataのメタアナリシスで、心不全女性への植込み型除細動により全原因死亡率を減少を示せなかった(ハザード比 1.01; 95%信頼区間 0.76-1.33)
Effectiveness of Implantable Cardioverter-Defibrillators for the Primary Prevention of Sudden Cardiac Death in Women With Advanced Heart Failure
A Meta-analysis of Randomized Controlled Trials
Arch Intern Med. 2009;169(16):1500-1506.


女性だから、即、植込み型除細動利用はしないということはないだろうが・・・

MUSST、MADIT-2、DINMIT、DEFINITE、SCD-HeFTトライアルベースの検討で、全原因死亡率に関して、男性は 0.78(95% CI; 0.70-0.87, p<0.001)だったが、女性は先述のごとく、 1.01 (95% CI 0.76-1.33)


このトライアルでは、3810名の男性のうち、女性934名という偏りがあり、LVEF低下だが、虚血性・非虚血性など心不全原因にもばらつきがあり、不整脈の有無に関わらずともに組み込まれていた。


重大かつ驚くべき治験だが、なぜ女性でICDのベネフィットが示されなかったか十分な解析が必要と・・・http://www.theheart.org/article/1002727.do

by internalmedicine | 2009-09-15 08:41 | 動脈硬化/循環器

 

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