アルコール依存・・・Webベース・スクリーニングおよび介入

飲酒行為も、社会的問題となることを認識しなければならない。後年に悪影響を及ぼすような飲酒行為は学生時代から介入しておかなければならない。

‘passive drinking’というと、Uncyclopeidaで茶化されてるが、実際、飲酒に関わるsocial costを比喩的に表現することがあるようだ。

若年者の飲酒率が減ってきた以上、飲酒に関しても、社会的に見る目がきびしくなってくるだろう。実際に、相応の有害事象もあるわけで・・・社会的コストも寛容に受け流すわけにはいかないだろう


大学の学生はそれ以外の同世代に比べその飲酒行為がリスキーであり、通常の範囲を超えることがある。
先進的取り組みとしてウェブベースのアルコールスクリーニング、簡易介入プログラムを行った。

大学生へのランダム化対象治験で、先進的ウェブベースアルコールスクリーニング・簡易介入
オーストラリア大学の7237名の学部学生に対して行い、2345名非健康的なアルコール利用をスクリーン

10分間のウェブベースのmotivational assessmentと個別化フィードバック と スクリーンのみにランダム化

6ヶ月後、介入群では、有意に飲酒回数減少し、アルコール全体も減少
介入受容性は高く、広まった。

Randomized Controlled Trial of Proactive Web-Based Alcohol Screening and Brief Intervention for University Students
Arch Intern Med. 2009;169(16):1508-1514.

by internalmedicine | 2009-09-15 09:54 | 中枢神経  

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