手根管症候群に対する手術の優越性

手根管症候群は、末梢神経entrapment syndromeの最も多い疾患で、職務上影響を与え、機能的な問題も重要である。

治療は、非手術的、手術的と分けられ、理学療法介入に関するエビデンスが不十分で、システミックレビューでsplintingより手術の方の症状改善の優越性が示されている。また別の報告では機能的改善での優越性も示されていた。一方では超音波による介入が広く行われているため、比較報告・・・ということらしい。

Surgery versus non-surgical therapy for carpal tunnel syndrome: a randomised parallel-group trial
The Lancet, Volume 374, Issue 9695, Pages 1074 - 1081, 26 September 2009
平行群ランダム対照化トライアルで、8つの学術・プライベート医療センターでの116名の患者を、手術(n=57)と、非手術治療(hand therapyと超音波を含む治療)(n=59)に割り付け
プライマリアウトカムは、Carpal Tunnel Syndrome Assessment Questionnaire (CTSAQ)による手機能評価

手術割り付けのうち44名 (77%)手術施行。
12ヶ月時点で、101(87%)をフォローアップ完遂し、解析
手術割り付け群:49 / 57、非手術割り付け群 52/59

12ヶ月後補正advantageとして、手術の方の機能(CTSAQ function score: Δ −0·40, 95% CI 0·11—0·70, p=0·0081) 、症状(CTSAQ symptom score: 0·34, 0·02—0·65, p=0·0357)の優位性が示された。
臨床的重要な副事象、手術合併症は認められなかった。

by internalmedicine | 2009-09-25 10:25 | 運動系

 

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