臨床ガイドラインのGRADEシステムの問題点

The GRADE System for Rating Clinical Guidelines
PLoS Med 6(9): e1000094.

McMaster大学から医学文献グレード化の発想、ランダム化トライアルをもっとも信頼できるとし、個別症例報告や専門者意見などをもっとも低信頼度とするグレード化は、広がったが、Ferrarisらが高リスク心臓手術に対してaprotonin使用を”high grade"推奨したが、その後、死亡率をその後増加することが判明した。
このような背景から、GRADE (Grades of Recommendation Assessment, Development and Evaluation)が2004年導入され(BMJ VOLUME 328 19 JUNE 2004 bmj.com: pdf)、アメリカ国内・国際的な医療専門学会、医療関連政府組織、医療規制団体、UpToDate、オンラインメディカルリソースなどにほとんど改変なく、用いられている。


だが、GRADEそのものにエビデンスがあるか?

敗血症に対する抗生剤のタイミング、ARDSのPEEPに関するものなど

・GRADEの内部レーターの一致性、GRADE expertとcontents expertの対立といった一致性の問題
・推奨強度とエビデンスの質、不適切と思われる要素をくみこんでないかなどなどといった論理的であるかどうかの問題

GRADEは信頼性が担保されてない、GARADEがそのまま導入され、バイアスの可能性、政策施策に誤りをもたらす可能性など

by internalmedicine | 2009-09-25 17:08 | 医療一般  

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