適応外使用:2年ぶりにちょっとだけ、適応外処方拡大

医師の処方裁量権を狭める代わりに、本来認められるべき適応外使用として広げていけばうるさい医者どもも黙るだろ・・・ということだったはずなのに・・・相変わらず、遅々としている役人様たち


厚労省医系技官が医師個人へ責任転嫁 厚労省医系技官が医師個人へ責任転嫁 2009年 01月 26日
・医療機関の保険外負担をめぐる通達
http://www.orth.or.jp/seisaku/siryou/kongou/hokengai.html 

今回、2年ぶりにちょっとだけ、適応外処方拡大

医薬品の適応外使用に係る保険診療上の取扱いについて
 ⇒ http://www.med.or.jp/japanese/members/iryo/tekiougai/

社会保険診療報酬支払基金が設置している「審査情報提供検討委員会」において、医薬品の適応外使用事例についての検討が行われ、平成19年9月21日には47例の医薬品適応外使用事例が認められましたが、今回、新たに33例の医薬品適応外使用事例が認められるに至りました。



http://www.ssk.or.jp/sinsa/yakuzai/index.html

pdf:http://www.ssk.or.jp/sinsa/yakuzai/pdf/jirei_yakuzai.pdf
「チクロピジン塩酸塩」を「冠動脈ステント留置後の血栓予防」
「カルバマゼピン」を「抗痙攣薬の神経因性疼痛、各種神経原性疼痛、がん性疼痛」
外用の「イソソルビド硝酸エステル」を「心不全」
「ヒドロコルチゾンコハク酸エステルナトリウム」を「循環系ショック状態
「ヒドロコルチゾンリン酸エステルナトリウム」を「循環系ショック状態」
「ファモチジン」を「胃食道逆流現象」
「チアミン塩化物塩酸塩、チアミン硝化物」を「ビタミンB1依存性楓糖尿症、ピルビン酸脱水素酵素異常症」
「シアノコバラミン」を「ビタミンB12 依存性メチルマロン酸血症」
「リボフラビン」を「ビタミンB2依存性マルチプルアシルCoA脱水素酵素異常症」
「ビオチン」を「ビオチン依存性マルチプルカルボキシラーゼ欠損症」
「サプロプテリン塩酸塩」を「BH4反応性フェニルアラニン水酸化酵素異常症」
内服用「アシクロビル」を「水痘」
内服用「アシクロビル」を単純ヘルペスウイルス感染症である「ヘルペス性歯肉口内炎」
注射用「アシクロビル」を単純ヘルペスウイルス感染症である「ヘルペス性歯肉口内炎」
「人免疫グロブリン」を麻疹、A型肝炎、ポリオの予防及び症状の軽減のため「低出生体重児、新生児」
「クロタミトン」(オイラックスなど)を「疥癬」
「メコバラミン」を「ベル麻痺、突発性難聴、反回神経麻痺」
「ヘパリンナトリウム」を「抗リン脂質抗体症候群合併妊娠」
「ドキソルビシン塩酸塩」を「卵巣癌」
「エトポシド」を「卵巣癌」
「カルボプラチン」を「子宮体癌」
「スルタミシリントシル酸塩水和物」を「手術創などの二次感染、顎炎、顎骨周囲蜂巣炎」
「アンピシリンナトリウム・スルバクタムナトリウム」を「皮膚軟部組織感染症、髄膜炎」
「リファンピシン」を「非結核性抗酸菌症」

「スルファメトキサゾール・トリメトプリム」を「ニューモシスチス肺炎」
「トレミフェンクエン酸塩」を「閉経前乳癌」
「トロンビン」を「内視鏡生検時出血」
「アセチルコリン塩化物」を「術中の迅速な縮瞳」
内服用又は注射用の「アシクロビル」を単純ヘルペスウイルス又は水痘・帯状疱疹ウイルス感染症である「角膜ヘルペス、角膜内皮炎、桐沢型ぶどう膜炎」
「フルコナゾール」を「真菌性角膜炎、アカントアメーバ角膜炎又は真菌による重篤な眼感染症に対する注射液の局所使用(点眼、結膜下注射、硝子体内注射、眼内灌流)又は全身使用」
「ミリモスチム」を「骨髄不全症候群に伴う好中球減少」
「ブスルファン」を「造血幹細胞移植前処置」
「ヒドロキシカルバミド」を「真性赤血球増多症、本態性血小板血症、慢性骨髄単球性白血病」
「エノシタビン」を「骨髄異形成症候群(高リスク群)、難治性の造血器悪性腫瘍」
「ダウノルビシン塩酸塩」を「骨髄異形成症候群(高リスク群)、難治性の造血器悪性腫瘍」
「イダルビシン塩酸塩」を「骨髄異形成症候群(高リスク群)、難治性の造血器悪性腫瘍」
「ミトキサントロン塩酸塩」を「骨髄異形成症候群(高リスク群)、難治性の造血器悪性腫瘍」
「ジアゼパム【内服薬・注射薬】」を「てんかん」
「ミダゾラム【注射薬】」を「けいれん重積状態を含むてんかん重積状態」
「アトロピン硫酸塩水和物【注射薬】」を「現行の適応症について小児」
「スピロノラクトン【内服薬】」を「現行の適応症について小児」
「プロカテロール塩酸塩水和物【外用薬】」を「乳児の喘鳴症状」
「アドレナリン【外用薬】」を「クループ症候群」
「アドレナリン【注射薬】」を「現行の適応症について小児」
「メチルプレドニゾロンコハク酸エステルナトリウム【注射薬】」を「脳炎・脳症」、「髄膜炎」、「肥厚性硬膜炎」、「脊髄炎」、「視神経炎」、「重症筋無力症」、「多発性硬化症」、「慢性炎症性脱髄性多発神経炎」、「ギラン・バレー症候群」、「膠原病・免疫性疾患」、「ベーチェット病」、「Bell麻痺」、「トローサ・ハント症候群」
「ミゾリビン【内服薬】」を「副腎皮質ホルモン剤のみでは治療困難な場合の、腎炎における尿蛋白抑制効果又は腎組織障害の軽減」
「ドロペリドール【注射薬】」を「中枢性鎮痛薬(麻薬を含む。)投与に伴う悪心・嘔吐」
「インドメタシン【坐剤】」を「癌性疼痛」
「アミトリプチリン塩酸塩【内服薬】」を「慢性疼痛におけるうつ病・うつ状態」
「イミプラミン塩酸塩【内服薬】」を「慢性疼痛におけるうつ病・うつ状態」
「ベクロニウム臭化物【注射薬】」を「人工呼吸時の筋弛緩」
「ダントロレンナトリウム水和物【注射薬】」を「悪性高熱症の抑制」
「硫酸マグネシウム水和物【注射薬】」を「心室頻拍症」
「アミオダロン塩酸塩【注射薬】」を「難治性かつ緊急を要する場合の、心房細動又は心房粗動」
「インドメタシン【内服薬】」を「好酸球性膿疱性毛包炎」
「メトキサレン【外用薬】」を「乾癬」
「ヘパリン類似物質【外用薬】(ヒルロイドなど)」を「アトピー性皮膚炎に伴う乾皮症」
「コルヒチン【内服薬】」を「ベーチェット病」、「掌蹠膿疱症」
「ニムスチン塩酸塩【注射薬】」を「悪性黒色腫」
「シスプラチン【注射薬】」を「悪性黒色腫」、「扁平上皮癌」
「トリアムシノロンアセトニド【注射薬】」を「黄斑浮腫」
「アシクロビル【注射薬】」を「急性網膜壊死」
「ミコナゾール【注射薬】」を「真菌性角膜炎」、「アカントアメーバ角膜炎」
「イホスファミド【注射薬】」を「悪性リンパ腫」
「フルダラビンリン酸エステル【内服薬】」を「慢性リンパ性白血病」
「エタンブトール塩酸塩【内服薬】」を「非結核性抗酸菌症」
「ロキソプロフェンナトリウム水和物【内服薬】」を「片頭痛」、「緊張型頭痛」
「ミダゾラム【注射薬】」を「歯科診療における静脈内鎮静」

by internalmedicine | 2009-10-05 13:57 | くそ役人  

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