【豪・NZ】インフルエンザA・2009H1N1:ECMO治療は人工呼吸の1/3

オーストラリア、ニュージーランド2009年6月から8月において、地域中核病院ICUでは、呼吸不全のため多くの人工呼吸がなされ、うち、1/3に体外膜酸素療法(ECMO)施行、研究期間中に、比較的若年群で21%の死亡率であったとのこと

医療費をかなりかさ上げしていることとなる。日本では、人工呼吸ばかり話題になるが、ECMO舞わせられるのだろうか?その整備はどうなってるのだろうか?


Davies A, et al "Extracorporeal membrane oxygenation for 2009 influenza A (H1N1) acute respiratory distress syndrome" JAMA 2009; DOI: 10.1001/jama.2009.153.

68症例の重症インフルエンザ関連ARDSに対するECMO治療、61名が2009インフルエンザA(H1N1)(n=53)かインフルエンザA型別不明(n=8)

100万に2.6例のECMO頻度

133名の人工呼吸インフルエンザA患者で、ECM使用せず同じICU滞在者を追加検討

ECMO68名の患者の年齢中央値34.4(中間4分位IQR 26.6-43.1)歳で、34名(50%)が男性

ECMO前、人工換気サポートにかかわらず重症の呼吸不全状態で、 PEEP18(15-20)cm水柱に関わらず、PaO2/fraction of inspired oxygen (FIO2) ratioは、56(48-63)、acute lung injury score は 3.8 (3.5-4.0)
ECMO期間中央値は10 (7-15)日間
48/68名(71%;95%信頼区間[CI], 60%-82%)でICU生存退室、32名が退院、16名が未だ入院
14名(21%;95%CI、11%-30%)が死亡、6名がICU、2名がECMOのまま

by internalmedicine | 2009-10-13 08:29 | インフルエンザ  

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