大麻の健康有害作用

覚醒剤ではなく、大麻、すなわちcannabisの話

20年間、大麻は、マリファナとして知られ、最近は世界規模でもっともポピュラーな非合法ドラッグとなってしまった。青少年、成人までのregular useで副作用をもつ可能性があり、疫学的、臨床的、検査室レベルの研究にて副事象的アウトカムとの関連が明らかになりつつある。

副事象に焦点を当てたまとめ


もっとも頻度の高いものは、うつ、交通事故リスク増加、呼吸機能、心血管疾患のリスク増加、思春期心理・社会的成長・メンタルヘルスへの悪影響である


Adverse health effects of non-medical cannabis use
The Lancet, Volume 374, Issue 9698, Pages 1383 - 1391, 17 October 2009

Acute adverse effects
* Anxiety and panic, especially in naive users
* Psychotic symptoms (at high doses)
* Road crashes if a person drives while intoxicated

Chronic adverse effects
* Cannabis dependence syndrome (in around one in ten users)
* Chronic bronchitis and impaired respiratory function in regular smokers
* Psychotic symptoms and disorders in heavy users, especially those with a history of psychotic symptoms or a family history of these disorders
*  Impaired educational attainment in adolescents who are regular users
* Subtle cognitive impairment in those who are daily users for 10 years or more



大麻依存は使用コントロールの障害であり、有害性にかかわらず使用中止困難な状況をいう。依存は、アメリカ、オーストラリア、カナダでは、アルコール、たばこの依存を除けばもっとも多く、直近1年で1-2%、余生にて4-8%の影響を与えているが、しかし、思春期開始が6名に1名の状況では、9%まで増加するという報告もある。ニコチンでは32%、ヘロインでは23%、コカインでは17%、アルコールでは15%、他のstimulant userで11%。もっともリスクの高いのは、学術到達のすくない低学歴であり、子供・思春期でのdeviant behaviorであり、性的逸脱、反抗、両親の不仲、両親のドラッグ・アルコール問題である。

長軸研究メタアナリシスにて、非使用者比較心理的症状、心理的疾患のpooled OR 1.4(95%CI 1.20-1.65)であるが、ベースラインや寄与因子補正で減衰の可能性あり、用量依存関係も見られるが、これも寄与因子による減衰効果あり

Cannabis使用は学業に影響を与え、その後の修学状況にも影響を与える

長期使用者の大規模研究の機能画像検査にて、今後研究が必要だが、記憶・情緒関連の脳領域への影響が考えられ、長期使用者では認知機能低下はあきらかとなっている

肺がんなどの気道系悪性腫瘍、妊娠中の母親の子供へのbehavioral disorder、うつ・そう・自殺、、他の非合法薬剤使用への影響が今後の課題

by internalmedicine | 2009-10-23 11:52 | 精神・認知  

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