イスラエル:医療従事者結核検診:QFT→ツベルクリンが至適方法?
2009年 10月 27日
The QuantiFERON®-TB-GOLD Assay for Tuberculosis Screening in Healthcare Workers: A Cost-Comparison Analysis
雑誌Lung 432-1750 (Online) 2009年10月15日
結核に対する医療従事者(HCWs)のコスト、QuantiFERON®-TB Gold In-tube (QFT) vs tuberculin skin test (TST).を評価目的の研究
前向き観察研究をコスト比較解析で評価
継続的結核治療地域センターで行われた者
TST、QFTともに検査
TST単独検診法 vs QFT法単独、QFT+確認TSTをコンピュータモデル化比較
100名のうち、34名がTST陽性、17名がQFT陽性
一致率がTST、QFTでpoor (κ = 0.19)
50% 治療adherenceと仮定したところ、コストを最小化するのはQFTで、TST陽性確認試験であった(€4155)
QFT単独モデルはTST単独モデルより安価 (€7280 vs. €8217)
QFT単独モデル はTSTよりクリニック受診がもっとも少ない(121 vs 344)
QFT陽性群治療のadherenceは47%で、TST群12%であった。
医療従事者スクリーニングはQFTが、TSTに比べ検知率少ない可能性があり、コストが少なくてすみ、治療アドへランスは良好
コスト最小化はQFT→TST確認が優秀
QFTベース検診プログラムが至適であり、システミックに評価すべきである。
BCGと全身性結核・髄膜炎、死亡率、肺炎球菌ワクチンとIPD、死亡率の関係と、BCGと肺結核、肺炎救急ワクチンと肺炎の関係・・・・JAMA. 1994 Mar 2;271(9):698-702
by internalmedicine | 2009-10-27 11:45 | 感染症