卒中再発の血中脂質マネージメント介入:スタチンのみ予防有効性確認

他の脂質降下剤ではなく、スタチンのみが虚血性卒中病歴やTIA既往患者において、主冠動脈イベントだけでなく、卒中再発リスクを辺縁有意に減少効果が認められた。
出血性卒中既往に関しては不明。そして、虚血性卒中後のスタチン使用開始に関しては不明。
この観点とCHD病歴患者スタチンベネフィットのエビデンスから、虚血性卒中・TIAを有する患者は、CHD既往の有無にかかわらず、スタチン使用すべき

80歳未満のdisabilityのない卒中・TIA既往対象者にスタチン使用の利益性エビデンスをみとめたが、出血性卒中では不明。総コレステロール 3.5mmol/L超では、重篤な血管性イベント減少。将来の脳血管イベント減少効果を辺縁有意に証明したが、総死亡率ではベネフィット示せなかった。すくなくとも80歳までの虚血性卒中・TIA患者ではスタチン治療が二次予防プログラムとして重要

Interventions in the Management of Serum Lipids for Preventing Stroke Recurrence
Cochrane Corner(Stroke. 2009;40:e622.)



Effect of drug therapy to alter serum lipids on subsequent cerebrovascular events in those with a history of stroke or TIA, by drug type.

by internalmedicine | 2009-10-28 10:55 | 中枢神経  

<< インスリン口腔内スプレー:Gl... 慢性期卒中患者理学療法歩行訓練... >>