有睡眠時無呼吸の非代償性心不全治療

比較的軽度である無呼吸指数(AHI)15以上を対象に、治療すると、アウトカムである左室駆出率に、改善効果ありということ

In-Hospital Treatment of Obstructive Sleep Apnea During Decompensation of Heart Failure
CHEST October 2009 vol. 136 no. 4 991-997

パイロットランダム化対照トライアルを学術的心臓専門病院にて行い、ADHF患者、入院から2日間内にSDBの診断確定するため、院内sleep study
OSA(AHI≥ 15)を有するADHF46名連続患者
介入群(n=23)、対照群(n=23)
介入はauto-adjusting PAP施行

プライマリアウトカムは、ランダム化後3日目の左室駆出率(LVEF)

介入群はベースラインに比べての改善差は対照群に比較し優れる。
LVEF改善差は4.6% (p = 0.03)
介入群4.5%(SE, 1.7%)
対照群のLVEF差は-0.3%(SE, 1.5%)
2群のLVEF改善差はベースラインLVEF、心筋症の病型、BMI、AHI、性補正後も不変

by internalmedicine | 2009-10-29 14:22 | 動脈硬化/循環器  

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