Framingham Offspring Study:メタボリックシンドローム構成要素によるその後の軌跡
2009年 11月 06日
Framingham Offspring Studyを用いたデータでは、MetSとされたときの要素の組み合わせと、特異的軌跡は、一般住民の心血管疾患、予後の高リスクと関連し、特異的組み合わせを有する住民の同定をより強化することが、適切な治療ストラテジーとして重要という話に・・・
今後、横並び項目に対する修正がなされるのだろうか?
Trajectories of Entering the Metabolic Syndrome. The Framingham Heart Study.
Circulation 2009; 120:1943-1950
メタボリックシンドローム(MetS)とその構成成分について、MetS患者相当後の異なる軌跡にて心血管予後が変わるか?
Framingham Offspring Study (a cohort study) を用いたデータで、MetSの基準はAdult Treatment Panel III criteria
加えて、心血管疾患発症・死亡(2007年まで)の確率を、MetS診断の3つの組み合わせて特異化
MetS頻度はフォローアップ10年で倍加
高血糖・中心性肥満はもっとも増加多く
高血圧はMetS診断時に頻度の多い項目で77.3%、中心性肥満のMetS発症最高リスクと関連(オッズ比 4.75;95%信頼区間、3.78-5.98)
中心性肥満、高血圧、高血糖合併では、2.36倍 (ハザード比, 2.36; 95% 信頼区間, 1.54 to 3.61) 心血管発生頻度、3倍(ハザード比, 3.09, 95% 信頼区間, 1.93 to 4.94)の死亡率増加
by internalmedicine | 2009-11-06 11:17 | 動脈硬化/循環器