PBPペプチド抗体:自己免疫性膵炎の95%で検出する抗体

自己免疫性膵炎の95%で検出する抗体の報告・・・ただし5%ほど膵がんで陽性

Identification of a Novel Antibody Associated with Autoimmune Pancreatitis
N Engl J Med. Vol 361:(22) 2135-2142 Nov. 26, 2009

peptide AIP1-7 は、自己免疫性膵炎の18/20で、膵がんで4/40検出
健康対照では検出されず


このpeptideはH. pyloriのplasminogen-binding protein (PBP)、膵がんの細葉細胞で高度発現される酵素であるubiquitin-protein ligase E3 component n-recognin 2 (UBR2)とアミノ酸配列のhomologyを認める
PBPペプチドに対する抗体が、自己免疫性膵炎にて19/20(95%)、膵がん4/40(10%)で検出
反応は、アルコール性慢性膵炎、 intraductal papillary mucinous neoplasmでは認めず

自己免疫性膵炎93%(14/15)、膵がん1%(1/70)で抗PBPペプチド抗体陽性

トレーニング・評価群をあわせると、この試験で、自己免疫性膵炎33/35(94%)、膵がん5/110(5%)で陽性



かなり実用性が高いと思う。早期商用化を願いたい。

H.pyloriがこれに関わるとは・・・

自己免疫性膵炎は現在の所IgG4に頼っているが、特異度9割以上だが、感度7割程度らしい(Pancreas. 2007 Aug;35(2):156-61.Am J Gastroenterol. 2007 Aug;102(8):1646-53. Epub 2007 Jun 6.)

by internalmedicine | 2009-11-26 09:50 | 消化器  

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