やってられない・・・新型インフルエンザ予防接種
2009年 11月 26日
「ワクチンが打てなかったら、タダじゃ済まないからな」と脅迫めいた言葉を投げられた。
21日の土曜日の診療開始前に、子どもの父親風の男性が3人、診療所の前に立っていた。
こんなに脅されても、”小児科医が求めても、医師会の腰が重く、人繰りのめどをつけられず、実現に至らないところもある”と医師会批判をするのが、朝日新聞
とことん、医師会はコケにされているようだ。本来行政が直接やるべき仕事であり、医師会は単に協力しているだけのはず・・・来年からこういう事業に関して撤退してはどうか?・・・医師会側から仕分けしてやればよい
一番悪いのは行政であるのは間違いない・・・なのに、この期に及んでも、現場に責任押しつけ
・ワクチン接種できるのは登録医だけ、市区町村は直接購入できない:すなわち、他の協力医やバイト医師が雇えない・市町村が在庫調整できない
・ワクチン供給と計画の多大なズレ:予約電話なりっぱなしで、予定がたてられない
・接種開始日は強要:問い合わせ多数、現場医療機関が怒られる
・・・なんなんだ、この国の行政は!
集団接種に関して、現場に説明があったのは早くて2週間前、当方には1週間前であった。
・”日曜祝日・夜間”でないと駄目という教育委員会の高圧的態度
・事務的手続きはすべて各医療機関だけでしろと行政の命令、そのため、日曜・休日夜間出勤を従業員に頼まなければならないにもかかわらず、集団接種依頼が直前
・普段の患者と動線工作させるなと・・・ご命令の厚労省・都道府県の高圧的命令
医療機関の皆様方・・・ワクチン接種に関わるとロクなことがありません。
予防接種事業、特に、今回のような特殊な予防接種は、責任の観点からも、本来国が直接行うべき事業です。・・・逆仕分けしてあげましょう。
特に、医師会などが、国にいい顔見せようとして、介在するのもやめましょう。
自ら、接種期間として手を挙げて、接種希望者や従業員から恨みをわざわざ買うこともないでしょう。
by internalmedicine | 2009-11-26 15:30 | インフルエンザ